MJS、給与・経費精算システムが賃金のデジタル払いに対応

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　ミロク情報サービス（MJS）は、4月1日から賃金のデジタル払いを可能とする厚生労働省令の施行に伴い、同社が開発・販売する給与システムと経費精算システム（MJSシステム）について、TISの「デジタルマネー払いゲートウェイサービス（GW）」との連携により、給与支給のデジタル払いに対応する。

　キャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化が進む中、資金移動業者（〇〇Payなどのサービス）の口座への資金移動を給与受取に活用するニーズが一定程度見られることから、使用者が労働者の同意を得た場合に、厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払い（賃金のデジタル払い）が可能となる。

　MJSでは、この法令を踏まえ、MJSシステムでの給与支給のデジタル払いについて、MJSシステムから出力可能な全銀協ファイルを引き渡すだけで資金移動業者からのチャージが可能なTISのGWで対応する。MJSシステムを利用しているユーザーは、GWが対応している資金移動業者の中から、あらかじめ利用する資金移動業者を顧客自身で選定し、資金移動業者と顧客間で送金契約をすることで、制度開始に合わせて、MJSのシステム改修やバージョンアップを行うことなく、給与支給のデジタル払いが実現可能となる。

　また、経費精算については改正の対象外となるが、給与支給のデジタル払い同様にMJSシステムから出力可能な全銀協ファイルをGWに引き渡すことで、デジタル払いが可能となる。経費精算のサービス開始時期は未定。

　給与支給のデジタル払いに対応する主な製品は、「Galileopt DX」「MJSLINK DX」「ACELINK NX-Pro」「ACELINK NX-CE」「かんたんクラウド」など。