OBC、勘定奉行クラウドシリーズと「経費BANK」のAPI連携を大幅拡充
週刊BCN+ / 2023年4月19日 15時58分
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オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、「勘定奉行クラウド」「勘定奉行クラウド[個別原価管理編]」「勘定奉行クラウド[建設業編]」(以下、勘定奉行クラウドシリーズ)と、SBIビジネス・ソリューションズが提供する経費精算システム「経費BANK」とのAPI連携機能を拡充したリニューアル版の提供を4月18日に開始した。
改正電子帳簿保存法の宥恕期間終了まで1年を切るなか、OBC調べによると、約6割の中小企業が「まだ対応できていない」ということがわかった。改正対応のために、証憑の収集から仕訳起票、支払処理までの一連の業務プロセスの抜本的な見直しが必要になるなか、多くの中小企業では、人員リソース不足から対応が難しい現状がある。
こうした背景を受けて、経費BANKと勘定奉行クラウドシリーズはAPI連携機能の拡充によるシームレス連携の実現によって、中小企業の経理業務のDX化を支援する。経費精算システムで行う経費申請、証憑の収集から、会計システムで行う仕訳起票までが、まるで一つのシステムで業務が完結するような操作性を提供することで、限られた人員リソースでも一連の経理業務プロセスを確実にペーパーレス化することができる。
従来のAPI連携では、経費BANKで申請・承認された精算データのうち仕訳データが勘定奉行クラウドシリーズと連携可能だったが、今回のリニューアルではAPI連携の範囲を拡大し、領収書や請求書といった証憑データまで連携することが可能となった。これにより、従来はそれぞれのシステムで必要だった確認作業が勘定奉行クラウドシリーズでワンストップで作業できるようになり、業務負担の軽減につながる。
また、経費BANKに登録した支払先やプロジェクト、工事データといったマスターデータを勘定奉行クラウドシリーズへ自動連携することが可能となる(7月中旬リリース)。従来はそれぞれのシステムにマスターデータの登録が必要であり、マスターの二重登録作業が負担となっていた。この機能アップによりマスター管理が一元化されるため、マスターの登録作業の負担を大幅に削減できる。
経費BANKと連携できる勘定奉行クラウドシリーズは、「奉行クラウド」のコンセプトである“つながる・ひろがる”を具体化し、さまざまなクラウドサービスやオンプレミスのシステム、デバイスなど、奉行オープンAPIを利用してデータ連携することで、業務を自動化し生産性を大幅に向上することができる。
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