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DDS、多要素認証基盤「EVEMA」「Themis」の顔認証機能を強化

週刊BCN+ / 2023年7月27日 15時21分

DDS、多要素認証基盤「EVEMA」「Themis」の顔認証機能を強化

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 ディー・ディー・エス(DDS)は7月26日、多要素認証基盤である「EVEMA」と「Themis」の顔認証プラグインに、パナソニック コネクト(パナソニック)の次世代顔認証エンジンに加え、DDS独自の軽快な顔認証エンジンを搭載し、順次リリースすると発表した。 昨今、企業や組織がデジタル化を進めるなかで、ID管理やアクセス制御のニーズが高まっている。顔認証は、デジタルトランスフォーメーションの一環として、効率的でセキュアなアクセス制御を実現するための重要なソリューション。また、非接触型認証技術に対するニーズの高まりとともに、ユーザーエクスペリエンスの点でも、スムーズで便利な認証体験が提供できる顔認証への期待が強くなっている。

 こうした市場ニーズを背景に、DDSは、EVEMAとThemisの顔認証強化を行うこととし、パナソニック製の次世代顔認証エンジンとともに、DDS独自の顔認証エンジンを搭載した新たな顔認証プラグインの提供を開始する。これにより、7月にサービスを開始したクラウドサービス「EVECLOUD」をはじめ、オンプレミス市場で評価を得ているEVEMA、Themisでも顔認証の機能向上とともにラインアップの充実を図り、エンタープライズ市場の多要素認証のニーズに対応していく。

 DDSの顔認証は、ディープラーニングを応用した技術を採用した高速判定を実現しており、マスク着用による本人認証も可能。また、多くのユーザーアクセスにも耐えられるよう、エンジンの軽量化を図っており、高速で軽快なユーザー体験を提供する。今後、EVECLOUD、EVEMA、Themis上で随時機能強化を図っていく。また、顔認証を活用したアプリケーション開発を可能にする「顔認証ソフトウェア開発キット」(顔認証SDK)の提供によるOEM販売も検討している。

 パナソニックの顔認証は、40年以上にわたるカメラの画像処理で培った画像を鮮明にする技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術の応用により、NIST(米国国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテスト(NIST FRVT 1:1)で、世界1位の評価を獲得している。

 顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適に利用できる。これまでにも空港での厳格で円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開。1日30万回超の固有の顔認証を達成してきた(パナソニック調べ)。今後も、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、顧客との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、さまざまな現場を安心・安全、効率化することに貢献していく。

 顔認証プラグインのリリーススケジュールは、EVEMA向けの「顔認証 Nextプラグイン」(パナソニック製次世代顔認証エンジン搭載)が8月1日、「軽快顔認証プラグイン」(DDS自社製顔認証エンジン搭載)が10月1日。Themis向けの「顔認証 Nextプラグイン」が11月1日、「軽快顔認証プラグイン」が2024年2月1日の予定。

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