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CData、B2Bデータ連携ツール「CData Arc」の2023 Q3アップデートをリリース

週刊BCN+ / 2023年8月2日 16時55分

CData、B2Bデータ連携ツール「CData Arc」の2023 Q3アップデートをリリース

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 CData Software Japan(CData)は8月1日、B2Bデータ連携ツール「CData Arc」のノーコードでのオートメーションフロー作成を強化する2023 Q3アップデートを発表した。マッピング(XMLMap)コネクタの利便性向上、Branchコネクタの複数条件のサポート、Validation設定の拡張など、自動化フロー作成で、ノーコード設定ができる範囲が大きく広がり、CData Arcをより便利・簡単に利用できるようになった。

 CData Arcは、MFT(ファイル転送)、EDI(電子データ交換)、SaaSやDB間のEAI(アプリケーション間データ連携)の機能をすべてワンプラットフォームで使うことができるB2B連携ツール。豊富なコネクタラインアップをもち、使いやすいノーコード/ローコードで利用可能な製品として2022年11月に日本語版をリリースした。

 新バージョン2023 Q3アップデートでは、より幅広いユーザー層が利用でき、フロー作成で高い生産性を実現できるよう、主要コネクタにおいてノーコードで設定ができる範囲を拡張している。主なアップデートポイントとして、マッピング(XMLMap)コネクタの強化を実施した。CData Arcは、データの操作と変換の中間形式としてXMLを使用する。コネクタ同士をつなぐマッピング用のXMLMapコネクタは、CData Arcの中でも中核的なコネクタとなる。今回のリリースでは、このXMLMapコネクタの機能を大きく強化した。

 また、複数条件分岐をBranchコネクタ、Copyコネクタがサポートした。フローの分岐構造をサポートするBranchコネクタやCopyコネクタは、CData Arcの中でもよく利用される。複数の条件分岐や三つ以上のコピーが必要な場合、これまではコネクタの連続配置(カスケード構成)が必要だった、今回のリリースで、よりシンプルなフローとして実現できるようになった。

 さらに、検証機能を拡張(Validateコネクタ、XSDコネクタ)した。Validateコネクタは、XMLの内容を検証。フローの後半でエラーが発生する前に無効なXMLを検出することができる。これまでのValidateコネクタは、インプットファイルであるXMLの内容やメッセージヘッダーについて「値」での評価・検証に限られていたが、新しくなったValidateコネクタでは「データ型」や「出現回数」を利用した検証ルールを構成できるようになった。

 XSDコネクタは、新たに搭載されたコアカテゴリで、XSD(XML Schema Definition)ファイルを利用してスキーマの妥当性を検証することができる。データフォーマットにXMLを採用しているEDI規格などでは各メッセージのXMLスキーマ(XSD)が提供されているケースも多いが、XSDコネクタの搭載により、受信したメッセージの妥当性検証をより厳密に実施できるようになった。

 このほかにも、RESTコネクタの機能拡張(エラー時のステータスコードとレスポンスの出力)、Zipコネクタの機能拡張(バッチメッセージ対応)、ログの機能強化(ConnectorIdでのフィルタリング機能追加)、ログダウンロードの機能強化(OAuth接続、テストメール送信アクション)、プレビューダイアログの機能強化(クリップボードへのコピーとEscキーサポート)など、多くの機能改善を実施している。

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