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大和ライフネクストと理経のマンション居住者向けサービス「VR消防訓練」、神戸市に提供を開始

週刊BCN+ / 2023年11月21日 16時33分

大和ライフネクストと理経のマンション居住者向けサービス「VR消防訓練」、神戸市に提供を開始

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 大和ハウスグループの大和ライフネクストと理経は、2社が共同で開発したマンション居住者向けサービス「VR消防訓練」の一部コンテンツに関して、11月12日から神戸市への提供を開始した。今後は、神戸市が行うさまざまな防災啓発活動で、VR消防訓練の一部を体験することが可能となる。

 昨今、全国各地でさまざまな災害が発生するなか、国民の1割強が居住していると推計される分譲マンションについても積極的な防災活動や災害への備えが重要といわれている。大和ライフネクストがもつ管理組合活動での課題解決の知見と、理経がもつVRコンテンツ生成技術を組み合わせ開発したVR消防訓練は、2021年11月に提供を開始して以来、サービス内容の改善や拡充を繰り返しながら、多くの管理組合に好評を得てきた。

 そして今回、神戸市が防災啓発活動に使用するコンテンツの一つとして採用することが決定した。今後は、市民防災総合センターでの体験コンテンツとして、また神戸市消防局や教育機関の防災関連イベントでの活用など、市民の防災意識向上と自助力向上を図る目的で活用される予定。

 神戸市に導入されるコンテンツは、「避難編基礎」と「ベランダ避難編」。多くの人が同じ屋根の下で暮らすマンションでは、住民一人一人が避難に関する正しい知識を身に付けることが求められ、とくに大型のマンションや高層マンションでは、さまざまな選択肢のなかから火災の状況に合わせた最適な避難方法を選択することが必要となる。そこで「避難編基礎」では、実際に火災現場にいるかのようなリアリティのあるVR映像を通じて、マンションでの火災発生時に適切に避難をするためのポイントを解説する。

 また、マンションで火災が起こった際、玄関から出られなくなってしまうことや、階段やエレベーターが使えなくなってしまうケースが想定される。そうしたときに必要となるのが、「ベランダからの避難」の知識。「ベランダ避難編」では、隣の部屋にベランダ側から避難する際に使用する「隔て板」、下の階への避難の際に使用する「避難ハッチ」といったマンション特有の防災設備の正しい使い方を、VRで360度見渡しながら臨場感をもって学ぶことができる。

 なお、VR消防訓練は、大和ライフネクストの防災サービスブランド「マンション防災『マンボウ』manbow」で展開するサービスの一つ。manbowは、「マンション防災をいつかではなく、いつもの暮らしなかに。」をコンセプトに、時代とともに変わりゆく防災ニーズに対し、マンションに合わせて最適化し、いつもの暮らしのなかで自然と備えられるサービスを、建物や設備などのハード面、自助・共助などのソフト面を含め、提供しているサービスブランド。manbowで展開している「オンリーワン防災マニュアル制作サービス」などと組み合わせて利用することで、より効果的に居住者の防災力、自助力を向上させることができる。

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