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日立システムズ、生成AIの有効性を検証する「おてがる生成AIパック」

週刊BCN+ / 2023年12月5日 17時7分

日立システムズ、生成AIの有効性を検証する「おてがる生成AIパック」

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 日立システムズは、マルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」の新サービスとして、生成AIの導入を検討している企業などに生成AIの有効性を検証するパッケージ「おてがる生成AIパック」の提供を12月5日に開始した。

 おてがる生成AIパックは、マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を基盤に、生成AIに触れたことがない人でも直感的に利用できるシンプルなUI(ユーザーインターフェース)を実装したサービス。業務効率化に向けて、生成AIを導入したい顧客に対し、社内環境に存在するデータも参照可能な生成AIの有効性を検証する専用環境を短納期・低価格で構築する。

 主な機能として、(1)直感的に利用できるシンプルなUI機能、(2)標準チャット機能(GPTチャット機能、ボタン一つで入力された長文を要約する機能)、(3)最適な回答を得られた際のプロンプト(質問や指示)をテンプレートとして登録し、再利用できる機能、(4)ログイン時に安心な多要素認証機能-を提供する。

 これらの機能をパック化することで、注文から最短1カ月で生成AIを検証できる環境を構築し、税別100万円以下の低価格での導入を実現する。導入後の顧客を支援するメニューも用意している。

 同パックの基盤として提供される環境は、マイクロソフトのMicrosoft Azure(東日本リージョン)内のサービスを利用しており、顧客ごとに専用環境として提供する。そのため、顧客はPoC環境として輸出管理を気にせず安心して利用できる。また、オプションとして、顧客独自のUI設計や顧客のポリシーに合わせた環境構築を支援するPoC支援サービスを用意している。

 おてがる生成AIパックの活用例としては、複雑な資料や社内規定のサマリー化、回収した顧客アンケートの傾向分析、自社セミナーの集客文書作成、社内ルールに沿った報告書の作成、過去の実績を踏まえたKPI策定のアイデア出しなどを挙げている。

 日立システムズでは、販売目標として3年間で200社への導入を目指す。自治体向け生成AI、金融向け生成AIなど業種に特化したプロンプトテンプレートやWebUIモデルを提供し、ニーズに細やかに対応しながらサービス拡大を図り、顧客の生成AIの活用、DXを支援していく。

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