大塚商会、24年度入社式で428人の新入社員が入社
週刊BCN+ / 2024年4月2日 15時21分
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大塚商会は、4月1日に2024年度入社式を執り行い、428人の新入社員が入社した。 入社式で代表取締役社長の大塚裕司氏が訓示を述べた。「20年から続いたコロナ禍もようやく世界的に落ち着いてきた。ただし、地政学的影響や世界経済の下振れリスクを含めて読みづらい市場環境にあるかと思う。国内ではコロナ禍の収束でインバウンドが回復し、景気は緩やかに改善しているとみられている。一方、能登半島地震による影響や、物価上昇、人手不足などに加え4月から残業規制の強化など制度面が一部変わっている。そのなかでITを活用しDXを進め、生産性を上げてコストを削減する。これは日本の各企業にとって必要なことだと思っている。大塚商会のいる業界については、ITやDXは非常に期待値が高く、顧客のお手伝いをしなければならないところは多数あるということになる」とした。
また「大塚商会は今年創業63周年を迎える。昨年は3期連続の増収増益、14期連続の増配と好調に推移した。今年は売上高が5%ほど伸びると1兆円を超える会社になる。そして、当社のあるべき姿を描いたミッションステートメントに則って100年続く企業になっていきたい。100年後でも存在感を認めてもらえる企業であり続けたい。そのための基盤をしっかり整えていきたいと考えている。私からは皆さんに『成長・自分のことを好きであってほしい』という言葉を贈りたい。人間のスキルは知識・経験・意欲の掛け算だと考えている。皆さん一人一人が、顧客のことを意識し考えながら提案をして、それぞれのスキルに磨きをかけながら成長していってほしい。これから環境が大きく変わるが、それに負けず、入社したその時の気持ちを忘れずに、皆さんとともに成長できることを望んでいる。ぜひ健康に留意しながら頑張ってほしい」と語った。
なお、大塚商会では、「創業の精神」を引き継いだうえで21世紀の大塚商会のあるべき姿として、ミッションステートメントを制定している。具体的には、大塚商会グループの社会的役割、責任、存在意義を「使命」として、そして使命遂行のために目指すべき「目標」や日々の活動の「行動指針」を明確に表現している。
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