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Kaspersky、第三者機関のセキュリティー製品テスト計100回のうち93回で1位に

週刊BCN+ / 2024年4月17日 15時32分

Kaspersky、第三者機関のセキュリティー製品テスト計100回のうち93回で1位に

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 Kasperskyは、2023年に複数の第三者機関が実施したセキュリティー製品のテストやレビューに計100回参加し、そのうち1位を93回受賞、3位以内に94回入賞したことを発表した。参加したセキュリティー製品ベンダーの結果を、同社が独自に集計し総合評価した「TOP3メトリック」では、同社は1位受賞数と3位以内の入賞数で11年連続トップとなった。また、23年の成績は、総合評価を開始した13年からこれまでで過去最高となった。 TOP3メトリックは、サイバーセキュリティー業界で権威のある第三者機関が実施した法人向け、個人向け、モバイル向けセキュリティー製品のテストやレビューの結果を、Kasperskyが独自に集計したもの。集計の対象には、AV-Comparatives、AV-TEST、SE Labsといった多数の第三者機関のテストやレビューの結果が含まれる。

 具体的には、個人向けセキュリティー製品ラインアップの中の基本プランである「カスペルスキー スタンダード」が、AV-Comparativesの23年の年間最優秀製品賞「Product of the Year 2023」を受賞した。Kasperskyは、同賞を業界で一番多く獲得したサイバーセキュリティー企業として記録を更新した。同製品は、個人向けメインテストシリーズのテスト、計7回すべてで最高位の「Advanced+」を獲得し、保護、パフォーマンス、誤検知の少なさの最高の組み合わせを備えていることを実証した。

 「カスペルスキー スタンダード」の上位レベルの製品「カスペルスキー プラス」のWindows版は、SE Labsが23年に4回実施した「Endpoint Security:Home 2023」の全テストで、「Total Accuracy Rating(総合精度評価)」で100%を達成した。

 「カスペルスキー プラス」のMac版は、AV-TESTがMacを対象にしたセキュリティーテストで1年間を通して満点の評価結果を達成し、「Best MacOS Security Award for Consumer Users」を初めて受賞した。また、カスペルスキー製品は、個人向けと法人向けのセキュリティー製品合わせて七つのカテゴリでAV-TESTの「BEST 2023(2023年最優秀賞)」を受賞した。

 子どもの安全を守るペアレンタルコントロール機能とGPS追跡機能を提供する「カスペルスキー セーフキッズ」は、AV-Comparativesのペアレンタルコントロール製品のテストで、アダルトサイトの98%以上をブロックしたうえ、子ども向けのサイトでは誤検知をゼロに抑えた。また、重大な未解決のバグが存在しなかったことも評価され、「Parental Control Certification」の認定を受けた。

 「カスペルスキー スタンダード」「法人向け製品Kaspersky Endpoint Security」「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」の3製品は、AV-TESTのランサムウェアやデータ窃取型マルウェアを展開する攻撃からの保護テストで、優れた結果が評価され、「Advanced Threat Protection 2023」を受賞した。これらの受賞に加え、同3製品はテストを実施した1年を通して誤検知率が最も低かったことが評価され、「Best Usability 2023」も受賞している。

 さらに、AV-TESTの個人向けと企業向けのWindows版アンチウイルスソフトウェアに対する評価で同3製品は、保護機能、パフォーマンス、ユーザビリティの全カテゴリで最高点を獲得し、それぞれ「TOP PRODUCT」を受賞した。このテストには、最新の対応が求められる実世界の脅威や過去4週間に発見された広範な脅威に対する高度な対応が要求される二つの防御シナリオと、五つのパフォーマンス測定シナリオ、誤検知の評価が含まれている。

 法人向けソリューションでは、「Kaspersky Endpoint Security」が、サイバーセキュリティー製品自体への不正アクセスをテストするAV-Comparativesの「Anti-Tampering(改ざん防止)評価」で、改ざんを試みる攻撃に対して100%防御したことが認定された。同製品は最高の耐性を備え、ユーザーのシステムやデータに対して遅延なしにセキュリティーを提供できることを示した。

 「Kaspersky Endpoint Security for Business」と「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」は、いずれもSE Labsが23年に実施した4回の「Enterprise Endpoint Protection 2023」テストのすべてで最高評価の「AAA」を獲得。これに加えて両製品は、「Total Accuracy Rating」でも4回のテストのうち3回でトップ1を獲得している。

 「Kaspersky Endpoint Detection and Response Expert」は、AV-Comparativesが実施した「Endpoint Prevention&Response(EPR)Test」の50パターンの標的型攻撃の全シナリオで攻撃を検知・防御し、アクティブレスポンスとパッシブレスポンスの両方で累積率100%を達成し、最高評価となる「戦略的リーダー」に認定された。

 また、SE Labsの「Enterprise Advanced Security(EDR)」テストで、16の標的型攻撃のすべてを誤検知なしでブロックしたことにより、100%の「Total Accuracy Rating(総合精度評価)」を達成して最高評価の「AAA」に位置付けられた。

 さらに、AV-TESTから、高いカバー率と有益な分析を実証したことが評価され、「AV-TEST Approved Advanced Endpoint Detection and Response Certification」に認証された。このテストでは、脅威アクター「Hafnium(ハフニウム)」と「Lazarus(ラザルス)」の攻撃シナリオをそれぞれ再現した一連の攻撃によって実施。同製品は、「Hafnium」の攻撃シナリオで100%の防御を達成し、「Lazarus」のシナリオでは30件のテクニックのうち29件を検知した。

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