ugoと日立プラントサービスなど3社、工場点検の自動化サービスを開発
週刊BCN+ / 2024年6月3日 14時3分
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ugo(ユーゴー)と日立プラントサービス、日立システムズの3社は5月31日、施設運用全体の適正化への貢献を目的に3社で協創し、業務DXロボットを使った工場点検作業の自動化サービスの開発をスタートしたと発表した。
同サービスは、業務DXロボットが工場内を巡回して設備を点検するとともに、点検で収集したデータの分析を通して設備運用の効率化を目的とするもの。具体的には、ugoの自律走行と遠隔操作のハイブリッド型業務DXロボット「ugo」が工場内を巡回し、ugoに搭載された各種センサーと日立システムズのCYDEENメーター自動読み取りサービスにより、工場内の温度・湿度などの環境データや計器メーターの値を自動で取得する。
AIとカメラを搭載したugoは、あらかじめ設定した巡回ルートを自律走行し、工場内の設備を点検する。メーターの数値やランプの点灯などに異常を検知した際は自動で通知し、作業員による巡回点検の作業負担を軽減する。また、ugoの不具合発生時には、日立システムズがもつ全国約300拠点にいる保守員が迅速にサポートする。
ugoに搭載されているCYDEENメーター自動読み取りサービスは、デジタル・アナログを問わず、メーター数値を読み取ることができる。また、ugo本体の拡張性を生かし環境センサーを搭載することで、温度、湿度、気圧といった環境情報を収集することもできる。集積されたデータはグラフ化され、管理者は事務所にいながら工場内の機器の状況を把握することができる。
取得したデータに、日立プラントサービスが60年にわたって現場で培った大規模工場の保守ノウハウを融合させることによって、熟練技術者の技術の継承、エネルギー効率の改善や故障の予兆検知などの設備運用の効率化に貢献する。今年秋から、半導体工場で実運用を開始し、今年度中のサービスリリースを予定している。
将来的には、収集したデータで熟練保守員のもつノウハウをAIで再現し、保守計画の立案をはじめとする設備運用のさらなる効率化へ向けサービスを拡充する。現場の情報を可視化し、カーボンニュートラルを含む経営の改善提案で、施設運用全体の適正化へ貢献するトータルシームレスソリューションを提供する。
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