カスペルスキー、オンライン学習に「Windows デジタルフォレンジック」コースを追加
週刊BCN+ / 2024年7月10日 15時46分
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カスペルスキーは、サイバーセキュリティー専門家向けのオンライントレーニング「Kaspersky Expert Training」シリーズに、新たに「Windows デジタルフォレンジック」コース(英語)を追加した。 今回のコースでは、デジタルエビデンスの特定、処理、分析の手法を学ぶことができる。資料のほかに、英語ガイド付きの動画と専用の仮想ラボが利用でき、オンデマンドで自らのペースで受講することが可能。主にデジタルフォレンジックの実践的なスキル向上を目指す人、フォレンジック調査サービスを提供する予定のサイバーセキュリティーコンサルタントなどを対象とした中級レベルのコースとなっている。
2023年に同社が対応したインシデントレスポンスについて分析したところ、1カ月以上攻撃が継続していたサイバー攻撃は5分の1以上にのぼった。このことは、企業が「検知から解決まで」の期間を短縮する必要性を際立たせている。迅速で効率的なインシデントレスポンスを阻んでいる課題の一つは、継続的なスキル不足だが、サイバー攻撃はあらゆる対策を講じていても発生し得るため、攻撃の進行のデジタル痕跡を検出する能力、つまりデジタルフォレンジックは、サイバーセキュリティー担当者にとって、とくに価値の高いスキルとなっている。
Windows デジタルフォレンジックコースは、インシデントレスポンスのプロセスのなかでとくに重要なデジタルフォレンジックの基礎を習得することを目的としている。カリキュラムでは、さまざまなデジタルエビデンスの取得方法や悪意ある活動の痕跡を見つける方法、各種Windowsアーチファクトのタイムスタンプを利用したインシデントシナリオを再構築する方法などを学習する。また、ブラウザーやメールの履歴を分析する技術も学ぶ。コース修了後は、インシデントの範囲の特定、エビデンスの取得、ログファイルの解析、ネットワークの解析、セキュリティー侵害インジケーター(IoC)の作成、メモリーフォレンジックについて高いスキルを習得できる。
受講費用は1400米ドル(受講者1人当たり)。受講有効期間は6カ月で、ハンズオンラーニングのための仮想ラボ使用100時間を含む。
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