理経、米VOYのMeta Quest 3用可変レンズアダプタの販売を開始

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　理経は7月30日、米VOYのVRゴーグルMeta Quest 3用可変レンズアダプタ「VOY VRチューナブルレンズインサート」の販売を開始すると発表した。調整つまみをスライドするだけで簡単に度数が変更でき、近視・遠視にも対応している。価格はオープン。

　VOY VRチューナブルレンズインサートは、普段眼鏡をかけている人も、よりVR体験に没入できるよう、眼鏡不要でMeta Quest 3を使用するための度数可変レンズアダプタ。従来は、眼鏡をかけたままVRゴーグルを利用しようとすると、フレームの圧迫、視野角が狭いなど、VR空間への没入を妨げることが確認されている。同製品は、VRゴーグルに直接取り付けるため、鮮やかなVR空間を楽しむことが可能になる。

　VRゴーグル用の度数固定レンズはすでに販売されていたが、「固定レンズの度数がわからない」「複数人で使うので取り換えが面倒」など利用上の難しさがあった。同製品は、スライド調整のみで簡単に視力調整ができる。これによって友人、家族、企業内など複数のユーザーがVRゴーグルを容易に共有することが可能になる。取り付け、取り外しも簡単で、近視、遠視用に2種類のレンズで幅広く対応する。

　当初はエンターテインメント用として普及したVRゴーグルも、疑似体験やシミュレーションなどさまざまな分野で利用されるようになり、普及が進んでいる。今後、企業内での業務利用など利用者の年齢層も広がり補正レンズの需要拡大を見込んでいる。理経では、自社プロジェクトへの導入を皮切りに、一般向け販売へ拡大していく。VOYでも、Meta Quest 3以外の各種VRゴーグル対応製品を市場へ投入する予定。