アイティフォー、債務整理デジタルプラットフォーム「Agent Hub」を提供
週刊BCN+ / 2024年11月5日 16時25分
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アイティフォーは11月1日、新サービス「Agent Hub」を提供すると発表した。Agent Hubは、法律事務所と金融機関の債務整理業務で発生する、受任連絡や債権届・取引履歴提出といった業務をデジタルに仲介するSaaS型のプラットフォーム。郵送の手間をなくし効率化するだけでなく、業務の自動化によってヒューマンエラーを防止し、ペーパーレス化推進にも貢献する。今後の民事裁判手続きのIT化に向けても親和性が高いサービスで、特許を取得している。2025年1月にサービスを開始する予定。
同社では、国内の債権回収業務を支援する回収DXサービスを提供しており、地方銀行の債権管理システムでは70%超のシェアをもっている。今回、新たな回収DXサービスとして、金融機関と法律事務所との間で年間数十万件発生するといわれる債務整理業務に着目した。同社の債権管理システムでカバーしている業務範囲の延長である点や、今後の民事裁判手続きのIT化への動きにも親和性が高く、両者からのシステム化ニーズが高かったことから、Agent Hubを開発した。
Agent Hubを介して法律事務所が金融機関に受任連絡をしたり、逆に金融機関が契約の有無や取引内容を法律事務所に通知したりと、必要な情報をAgent Hubに登録することで、双方に登録情報を共有する仲介の役割を担う。また、金融機関が必要なファイルが電子化されているため、ペーパーレスなやり取りを実現する。さらに、ワークフローで進捗を管理することができ、取り組むべき業務の流れの把握が容易であるほか、債権管理システムと連携し、さらなる効率化を図ることができる。
AWS上にある、同社のプライベートクラウド「IPaC」を基盤としており、端末認証などのセキュリティー対策を行うため安心して利用でき、API接続も可能。SaaS型のサービスであり、ブラウザーはMicrosoft Edge、Chromeに対応している。
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