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鈴与シンワート、「あさレポ」をENEOSウイングが導入

週刊BCN+ / 2025年1月29日 10時0分

鈴与シンワート、「あさレポ」をENEOSウイングが導入

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 鈴与シンワートは1月29日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」を、全国約350店舗のガソリンスタンドを運営するENEOSウイングが導入したと発表した。 ENEOSウイングでは、2022年6月にあさレポの導入を検討し、トライアルで利用した。しかし、22年10月から施行される予定だった「アルコール検知器の使用義務化」が延期となり、要件を満たす、より良いサービスやアルコール検知器が法改正までにリリースされることを期待して、いったん導入を見送った。23年12月1日から「アルコール検知器の使用義務化」の施行が決定されたため、同年7月に再検討を始め、12月から再度トライアルを開始し、その後導入に至った。

 製品選定にあたっては、コスト面と利用方法のシンプルさをとくに重視した。あさレポ以外に二つほどのサービスを検討したが、(1)1人あたりの営業範囲が広いため出張先でのアルコールチェック実施や確認が可能なこと、(2)ログイン時のAI顔認証とGPS位置測定でなりすましが防止できること、(3)アルコールチェッカーがスマホとBluetooth接続でき小型で持ち運びがしやすいこと、(4)クラウドサーバーでアルコールチェック測定データを一元管理できること、(5)スマホにアプリをインストールすれば簡単にアルコールチェックを実施できること、(6)初期費用がかからず月額のコストもリーズナブルであること―の理由からあさレポを選定した。

 導入後の効果としては、アルコールチェックの際に異常値が検知された場合、管理者へメールが送付されるため、運転前日の飲酒時間を早めに切り上げるなど、健康管理に気を付ける社員が増えた。また、管理者が実施するアルコールチェックの確認を出先からでもできるようになったため、運転者が渋滞などで帰社が遅くなった場合、会社で運転者を待つ必要がなくなり、管理者の業務負荷が軽減された。管理者をラインの上長だけでなく、支店の全管理職としているため、指導しやすい仕組みづくりができたと感じているとしている。

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