大塚商会とNEC、オンプレミス環境で生成AI利用を実現するソリューション
週刊BCN+ / 2025年1月29日 14時50分
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大塚商会とNECは1月28日、オンプレミス環境での生成AI利用を実現するGenerative AI Serverセットを共同で製品化したと発表した。大塚商会は、同セットをソフトウェアやサービスと組み合わせ、「美琴 powered by cotomi」として、4月23日から提供する。販売目標は300社としている。新製品によって、社内のセキュアな環境で機微な情報を含むオフィス文書の高度な利活用が可能となり、文書の作成や要約、社内情報検索やナレッジ管理といった共通業務の生産性と効率の向上が期待できる。両社は2023年から生成AI領域で協業しており、今回の取り組みはその一環となる。 今回、両社はセキュアで安全・安心な生成AIサービスの活用に向けて協議を重ね、NEC開発の生成AI「cotomi(コトミ)」を搭載したGenerative AI Serverセットを共同で製品化した。設置が容易なタワー型きょう体を採用し、高い日本語性能を備えたcotomiを外部ネットワークとの接続がないセキュアな環境で利用できる。導入時や運用中のコストを抑えるとともに、安心のサポート体制を整えている。
大塚商会では専門用語やガイドライン、知見などの業界・業種データにも対応する業種特化型の生成AIサービスの提供を予定。顧客業務に寄り添った解決方法の提案、環境構築前後に発生する、運用に関する相談、継続的な活用の支援を通じて、大手企業だけでなく、中堅・中小企業の顧客による生成AIの活用を推進し、企業全体の業務改革に注力していく。
NECは、顧客を未来へ導く価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」のもと、23年7月から生成AIサービスを展開。その中核となるcotomiは、高い日本語性能と業務システム連携にも適した高速性を両立することで、業種や業務に合わせた高度な応答を実現するとしている。
両社は、生成AI技術を実際のビジネスの現場で活用してもらうために、業務知見と技術力を融合させ、より実用的な生成AIソリューションを製品化して、市場への提供を進めていく。
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