木村拓哉に「家庭人の顔」さえも解禁させる、ジャニーズのなりふり構わぬ戦略
wezzy / 2018年9月1日 13時20分

木村拓哉さんと二宮和也さんの主演映画『検察側の罪人』が公開初週の映画ランキングでトップに立ちました。でも、二週めで2位の『銀魂2』、5週めで3位の『劇場版コード・ブルー』に最終的な興行成績で勝利できるかというと、微妙なスタートであることは確かな「公開3日間で興収5億8000万円」という記録。
『銀魂2』は最初の3日間で8億円を突破する好スタート、さらに『コード・ブルー』はすでに興収77億円を突破しており、派手な宣伝展開もムナしく、『検察側の~』が勢いを伸ばして二作品を超える可能性は薄そうです。今回はそんな宣伝展開の裏側について。
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皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!
このところ、あっちこっちの週刊誌編集部の皆々様から「ちょっと張ってたら、木村拓哉とKōki,の2ショットが撮れた」とか、「ついでに工藤静香とKōki,の写真も撮れちゃったよ~」なんて話を次々と聞かされていたの。でもね、いくらスクープ写真が撮れたからといって世の中に全部が出るとは限らないし、写真週刊誌の人もよく「残念だけど、ネタの80%ぐらいはボツになる」と言ってるぐらいだから、いくら「話題の木村拓哉とKōki,の2ショットが撮れた」といっても、ジャニーズ忖度で誌面には反映されないんだろうなぁと思っていたんだけど。
あるスクープ班のチーフによると「ダメ元でジャニーズ事務所に打診したら、『あら、撮れちゃったのぉ? 仕方ないなぁ。映画のことに触れてくれるならいいよ。忘れずに必ず映画の宣伝を入れてね』って掲載オッケーが出た」とのことで、撮った本人たちが驚いちゃったんですって。
その「宣伝して欲しい」映画というのはご存知、8月24日に公開された木村拓哉さんと二宮和也くんのW主演作『検察側の罪人』のこと。1つの殺人事件を巡っての2人の個性派検事が対立、正義とは一体何なのかを問うミステリー作品で、公開前から話題づくりはすごかったのよね。
木村拓哉VS二宮和也という事務所の看板二大スターの名をおとしめることは絶対に出来ないと、公開前からそりゃあビックリするぐらい宣伝活動をしていて、アツなんかは「いやいや、木村さんとニノちゃんなら大丈夫でしょう? そんなに必死にならなくてもみんな見るよ~」なんて気楽に考えていたから安心してたんだけど、事務所サイドは「安心は出来ない」と、テレビはもちろん雑誌などの取材も全て受けまくってフル稼働。結果、「一番大切な公開スタートからの3日間」の興行成績は……映画ランキング第1位の好結果で、配給元の東宝さんも「とりあえずホッと一安心」したそう。
まぁ、あれだけ事前に露出すれば誰の頭の中にも「木村拓哉と二宮和也の初共演映画が始まるのか」って、何となくでも確実に印象に残ったわよね。たとえジャニーズに全く興味のない人たちだって、記憶しちゃったんじゃないかしら? 覚えているだけでも2人で宣伝活動のために出演した番組は『ぴったんこカン・カンスペシャル』(TBS系)、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)、『めざましテレビ』(フジテレビ系)等などたくさん。
そして『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では木村さんが単独でゲスト出演して、デビューした娘・Kōki,ちゃんについて初めてコメント。一緒に見ていた木村ファンの先輩女性記者は「とうとうこんな日がきたのね。決して家庭の匂いはさせないのが鉄則だったのに。木村くんが父親として発言してるわぁ」と涙目。
確かに、I女史がマネージングをしていた時は「家庭人・木村拓哉」の顔は絶対に表に出なかったものね。でもインタビューなんかでは紙面には載せなかったけど、よく家庭のこともポロリと話してくれてたんだけどな。ただ、いくらKōki,ちゃんが実際にモデルデビューをしたとはいえ、「家庭人・木村拓哉」の顔は長年の熱烈拓哉ファンには刺激が強かったらしく「立ち直るのに時間がかかりそう」とヤケ酒を飲みに行ってたけど……。
ニノちゃんも単独で『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演したり、自らの番組『VS嵐』(フジテレビ系)のプラスワンゲストとして映画共演者の吉高由里子ちゃんが登場したり。彼女特有の独特の間を持った怖いもんナシのおしゃべりで、とっておきの映画撮影裏話を披露したりとフル回転で、「もうこれでもかの宣伝活動で、公開前にお腹いっぱい」になっちゃった人もチラホラ。とにかく目を見張るほどの全力宣伝活動が展開されて、嬉しいやら、どことなく切ないやら……だったのよね。
冒頭の「写真が撮れちゃった」週刊誌の人たちによると「長年、共演できなかった木村拓哉と二宮和也が映画で初めてガッツリ共演をしたんだから、何も言わなくても話題にはなる。2人がちょっとハグするだけでファンはキャーの大絶叫だしね。でもSMAP解散以来、ダークヒーローになってしまった木村と、人気絶頂の嵐とはいえ伊藤綾子との恋愛でゴタついてる二宮だから心配は尽きない。木村家は恒例の夏休みのバカンスも取りやめて仕事に専念。そんな木村に二宮も付き合っていつになく精力的に動いて、本人たちも忙しくて大変だったと思うけど、追った俺たちヘロヘロになったよ」って。あらま、それはご苦労さまです。
だけどそこまで熱心に追うって何かあったの?
件のチーフによると「とにかく事務所と東宝の最大の命題は、山下智久主演の映画『劇場版 コード・ブルー ードクターヘリ緊急救命ー』にだけは絶対に負けられないってことで、なりふり構っていられなかったらしい」って。え~、山Pだって同じ事務所なのに何で?
「それはやっぱり、木村拓哉と二宮和也は大事な大事な事務所の二大スターだから(笑)。最初、二宮に関しては演技も安定してるから何の心配もなかったんだけど、伊藤綾子と2人でバケーションに行っちゃったりでファンが動揺したでしょ。それを何事もなかったかのように軽く払拭させたかったみたいで、思いっきり仕事を詰め込んだらしい。木村に関しては、Kōki,のデビュー当初はあれだけ『工藤サイドのことだから。木村の名前は出さないで』と強く念押しされていたのに、今回は『映画の宣伝になるなら』と娘との2ショットも簡単に承諾してきてね。撮っていて言うのもなんだけど、そこまでしなきゃダメなのかって感じだよ。木村本人だって事務所のそんなやり方に驚いたんじゃないかな。反対はできなかっただろうけど何だかなぁ」
……って、ちょっと呆れながら言ってたわ。
山Pだって可愛い後輩だろうに。お互い切磋琢磨しあって頑張ればいいのに、戦うのはそこなの? とはいえ山P自身は「こんなにヒットするなんて自分でもビックリしてる」とどこ吹く風で、あくまで謙虚な姿勢のまま。木村さんやニノちゃんだって、山Pの映画をライバル視してる感じは一切なかったわ。木村さんとニノちゃんは性格的にも、演技への考え方やアプローチ方法も真逆だけど、お互いリスペクトしあっていて刺激を与え&貰いの関係で、共通点といえば「2人とも意外とおしゃべり好き」なところぐらいかな。
ある意味、木村さんは「ニノは偉大なる後輩」として「緊張する相手」だったんですって。ニノちゃんのあのカメレオン俳優っぷりは簡単には真似できないものね。一方の普段はあまり恐れる者ナシのニノちゃんも「相手はカリスマの木村くんだよ。そりゃ最初は緊張したよ。するでしょ、誰でも。ただまぁすぐに緊張しなくなったけどね」って相変わらずのコメント。
木村さんって存在するだけで偉大なんだけど、何しろドラマや映画の撮影でも、取材などの現場への入り時間も、主役なのにいつも一番乗りなのよ。彼に「遅刻」という文字はないの。だけど、どんなに時間がなくても、スタッフが取材を切り上げようと急かしても、「ちゃんと話したいから」との理由で私たちの取材にはしっかり応じようとしてくれるのよね。取材の最後におもむろに「一本、タバコに火をつける」のがお約束。タバコを手にスタッフに見せつつ「この一服が終わるまで待って」と合図してくれるの。もう素敵ったらありゃしない。
今の世の中、喫煙者は肩身が狭いらしいけど、こんなタバコなら大歓迎。テレビ局の喫煙所はガラス張りの所が多いんだけど、たまに木村さんが喫煙所で吸ってる姿を見て、あまりのカッコよさに定番すぎるけど、「アツもタバコになりたい!」って思っちゃうもの(苦笑)。喫煙所から聞こえる笑い声って何かすごく楽しそうで、でも近づけないからジェラシーを感じちゃうの。何を話してるの~、教えて~、吸わないけど交ぜて~って!
ま、いろいろ話はソレちゃったけど、山P映画を気にしたり、プライベートを披露するような身を削った宣伝をしなくても、映画そのものの力で十分、集客力が見込まれるんじゃないかなぁと思う『検察側の罪人』。少なくともコケてしまった『無限の住人』よりは良い数字になりそうだし、10年にわたるロングヒットコンテンツ『コード・ブルー』と比較したってしょうがないわ。『検察側の罪人』は二度見三度見のお客様も続々と現れてるし、ちょっと不自然な展開もなくはないけど見どころ満載だから、アツも"検察側の応援"として、もう一回見に行かなくちゃ!
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