滝沢秀明「芸能界引退」がこのタイミングで発表された本当の理由

wezzy / 2018年9月17日 18時15分

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 若くしてブレイクし、今もなお現役バリバリのアイドルである滝沢秀明(タッキー)の「突然すぎる引退報道」が、芸能界にさまざまな憶測を呼んでいる。まず、ジャニーズ事務所から公式発表がなされたのは9月12日深夜。活動休止中だった「タッキー&翼」が10日をもってすでに解散をしていたことが明らかとなり、立て続けに「タッキーの芸能界引退と後継者襲名」が発表されたのだ。某スポーツ紙の芸能記者はこう語る。

「タッキーがジャニーさんの後継者になると第一報を飛ばしたのは8月末に発売された『週刊文春』でしたが、それは裏取りも弱い微妙な記事でした。そして今回の正式発表は、文春の早刷りには間に合わない水曜日に、各社へFAXで送られてきた。これは『文春には載せたくない』というジャニーズサイドの強い思惑があったといわれてます。それほどまでに今回の『後継者襲名』は水面下で調整に次ぐ調整が行われており、文春の第一報以降、ジャニーズサイドはずっとピリピリしていたそうです」

 ジャニーズ事務所内の派閥争いや相次ぐ不祥事によって、「ジャニーズ帝国の崩壊」といった報道が過熱していた昨今。今回の「正統な後継者」の誕生は事務所にとってかなりの朗報には違いないが、しかし誰もが思うのが、「なぜタッキーは引退をしなければいけないのか?」ということ。滝沢はまだタレントとしても現役バリバリの36歳。プレイングマネージャーという選択肢を捨て、芸能界引退という片道切符を手に「裏方入り」を表明した彼の思惑とは? 前出の芸能記者はこう分析する。

「ジャニーズ事務所の後継者は長年、マッチ(近藤真彦)やヒガシ(東山紀之)といわれていましたが、2人とも後進育成をメインとした裏方になる気はそもそもなかったようです。ただし、タッキーが正当な後継者となるには、少なくともこの2人に花を持たせる必要がある。タッキーがタレント活動と並行して後継者を襲名すると、新たな騒動を巻き起こす可能性があったということです。そのためタッキーは、『芸能界引退』という誰もが予想しなかった選択をした。普通のタレントならまずできない決断ですよ」

Kis-My-Ft2やA.B.C-Zをデビューさせてみせた“育成力”

 若くしてジャニーズJr.のリーダーに抜擢され、当時、のちの嵐や関ジャニ∞などのメンバーを含む総勢120人のスケジュールを管理し、「小さなジャニーさん」と呼ばれていた滝沢。後進の教育係としてはかねて定評があり、実際にKis-My-Ft2やA.B.C-Zなどはタッキーの指導のおかげでデビューまでこぎつけられたといわれているほど。その面倒見の良さは今も健在で、彼の後継者襲名に異論を唱える者など事務所内にはいない。

 そして、マッチとヒガシという年長者2人に対しても、抜群のケア力を発揮。長らく“ジャニーズの優等生”と称されていた彼らしく、完璧な転身ぶりを披露してみせたが、「それでもタッキーには、まだ明かしていない“心に秘めた思い”があるはず」と分析するのは、長年ジャニーズの取材を続けてきた某芸能ライターだ。

「タッキーはわずか23歳でNHK大河ドラマ『義経』の主演を張るなど、若くして天下を獲ったまではいいが、そこから俳優としては伸び悩んだ。最近では舞台『滝沢歌舞伎』に全精力を注ぎお客さんも入ってますが、やはり先を走っていた堂本光一の『Endless SHOCK』には勝てない。

 歌手としても、タッキー&翼は相方の体調不良で活動できないし、セールス的に嵐やKinKi Kidsに勝てる見込みも極めて薄い。このままでは俳優としても歌手としても下降線をたどっていくことは、タッキーほどのプロデュース能力に長けた人物なら気づいていたはず。つまり、今回の後継者襲名と芸能界引退は、ある意味“渡りに船”だったのかもしれません。また、ジャニーズJr.時代には『東のタッキー、西のすばる』と並び称され人気を二分していた関ジャニ∞の渋谷すばるが年内で事務所を退所することが決定していますが、そんな渋谷も刺激されたのではないでしょうか」

 プライベートでは「世界の火山を探検する」といった趣味を持ち、最近では「火山探検家」としてクローズアップされることも多くなった滝沢秀明。派閥争いや不祥事で噴火寸前だった「ジャニーズ帝国」という火山を鎮めるべく、後継者タッキーの“次なる探検”はここから始まるのかもしれない。

【文/藤原三星(ロボティア編集部)】

 

【著者】
藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。

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