星野源の「つらい! 助けて!」に応えた生田斗真、2人の熱い友情

wezzy / 2018年10月25日 1時15分

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 星野源が3年ぶりとなるアルバム『POP VIRUS』を12月19日に発売し、また、来年2月からは全国5大ドームツアーを行うと発表された。男性ソロアーティストで5大ドームツアーを行うのは、桑田佳祐、小田和正、福山雅治、EXILE ATSUSHIに続いて史上5人目の快挙となる。

 これに対し、星野源は<歌を作り始めた14歳の時には考えもつかなかった、人生の面白さを実感しています>と、好調ぶりを滲ませるコメントを発信している。

 2016年末のシングル「恋」(10月5日リリース)および、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系/10月11日から12月20日放送)への出演により全国的なブレイクを果たした後の星野源の勢いは止まらないが、実は、ここ最近まで彼は心身共に「限界」状態であったという。そして、その状況を救ったのは生田斗真であったらしい。

 そのエピソードが語られたのは、10月16日深夜放送『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でのこと。

 この放送では生田斗真がゲストで出演していた。2人はかねてより親交があり、時おり食事をする仲だというが、昨年末に食事をした際の星野源の様子が明らかにおかしかったという。

 生田斗真はそのときのことを<なんかもうこの世の終わりみたいな顔をしていて>と振り返るが、実際、そのときの星野源は非常につらい心境にあり、その食事会にも<これダメだ。つらい。斗真、助けて!>という思いで臨んでいたらしい。

 食事中、星野源はずっと<いやー、つらい、つらい>と嘆いていたそうだが、その会話のなかでふと<旅行に行きたい>とつぶやいたのを生田斗真は聞き逃さなかった。

 そこで、2人っきりの5泊6日ハワイ旅行が開催される運びとなったという。

『逃げ恥』ブームで心を病んだ星野源

 wezzyでも以前記事にしたことがあるが(星野源が『逃げ恥』ブームに抱いていた葛藤、「アイデア」の暗い歌詞に反映)、ここ最近、彼は『逃げ恥』ブーム以降に身の回りで起きた激動に心を乱されて塞ぎ込んでいたと告白するようになっている。

 その当時の心境は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』主題歌「アイデア」の2番の歌詞<おはよう 真夜中/虚しさとのダンスフロアだ/笑顔の裏側の景色/独りで泣く声も/喉の下の叫び声も/すべては笑われる景色/生きてただ生きていて/踏まれ潰れた花のように/にこやかに 中指を>にも反映されている。



 彼の心を塞ぎ込ませたのは、知名度が爆発的に高まっていくなかで、明らかに自分自身とは合致しないパブリックイメージが広まっていったこと。そして、自分の身の回りで起きていることなのにも関わらず、自分ではどうすることもできない状況になすすべもなかったということだった。

 「MUSICA」(FACT)2018年9月号のインタビューで彼は<自分の周りは台風なんだけど、一応小屋の中にいるっていうような感じ。で、そこでじっとしているっていう感覚だったんですよね。で、今改めて考えてみると……自分自身が、確かに自分なんだけど、ふと、それが分かれてそれぞれひとり歩きしていく感じっていうか……自分っていうものが分離していくような感覚っていうんですかね>と、混乱と精神的不調をもたらした状況を振り返っている。

星野源を癒した生田斗真とのハワイ旅行

 そんななか、救いの手を差し伸べたのが生田斗真であった。

 とはいえ、2人とも売れっ子の芸能人である。旅行といっても、その時間をつくるのは容易ではない。だから、大抵こういう会話は社交辞令に終わるわけだが、このときの2人の会話はそうではなかった。前述『星野源のオールナイトニッポン』で星野源は<嬉しかったんです。大抵、『旅行行こう』ってなっても、行かないじゃん。なんか、友達同士でもさ、忙しいしさ。なかなかそういう機会がないからさ。(こういう旅行の)話って流されるのが普通だと思うんだけど、『ああ、行こうよ』って普通になってね>と、本気になってくれた生田斗真の心意気に感謝を語っている。

 そこで、今年の2月にハワイ旅行が決行されることになる。5日間のオフをこじあけるため2人とも旅行直前まで仕事を詰め込み、星野源にいたっては39度の熱がある状態でハワイ入りすることになるが、そこからは、海でシュノーケリングをしたり、現地の美味しいものを食べ歩いたりと、様々なハワイ観光を楽しんだという。

 そして旅の終わりに際して生田斗真は<源ちゃんなにがいちばん楽しかった? この数日間で>とたずねるのだが、それに対して星野源は<すごく恥ずかしいんだけど、最終日に斗真と2人でホテルの近くを散歩したこと。夜、2人で散歩したこと>と返したという。

 いろいろ観光したのに、一番心に残ったのが「散歩」というのは面白い。これの話をバラされて恥ずかしがる星野源に追い打ちをかけるように、生田斗真はさらに<『ちょっと2人で散歩しようか』って。なんかあてもなくグルグルグルグル、公園の方に行ってみたり、海の方に行ってみたりして。で、その中で2人でこうダラダラしゃべりながら散歩していたんだけど。それがいちばん楽しかったって言っていて。キュンとしました>と語っていた。



 この後、星野源は自らの精神的不調を「アイデア」で歌うことができるぐらい回復し、ついには新しいアルバム『POP VIRUS』を完成させるところまでこぎつけた。その復活に生田斗真が果たした役割は決して少なくはないだろう。

10年以上におよぶ星野源と生田斗真の付き合い

 実は、2人の関係は長い。『星野源 音楽の話をしよう』(朝日新聞出版)に収録されている対談では、2006年にドラマ『アキハバラ@DEEP』(TBS系)で共演した際に星野源からプレゼントされたCD-Rをずっと聴いていると生田斗真が語っていたり、客もまばらな頃からSAKEROCKのライブに行っているため、2015年のフジロックで星野源がメインステージ(GREEN STAGE)に立った際は、苗場までライブを観に行って感慨深くなったといったエピソードとともに、このように語っている。

<まだ見慣れないの、大舞台に立ってる星野源を。ちょっと感動しちゃうっていうかね。源ちゃんを応援してくれて、みんなありがとうって思っちゃうな>

 星野源といえば、学生時代の星野に不登校の時期があるのはよく知られた話だが、こうして大人になって素晴らしい友情を育んでいるのを見ると、温かい気持ちになってしまうのである。

(倉野尾 実)

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