NGT48メンバー42人中12人がファンと不適切な関係という致命的なスキャンダルの後遺症

wezzy / 2019年3月24日 9時5分

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 NGT48メンバーの山口真帆が、グループの寮であるマンション内で暴行被害を受けた事件について、運営会社のAKSは3月21日、第三者委員会による調査結果を公表した。事件発生は昨年12月だが、今年1月、被害者である山口真帆が自ら告発して暴行事件が発覚。一部メンバーが犯人グループに関与していると訴えたことで波紋を広げていた。

 ネット上では、メンバーが犯行をそそのかしたか否かや、メンバーとファンの個人的な「つながり」が注目されていた。調査報告書では「事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかった」と否定している。しかし一方で、「数人のメンバーがファンとの『つながり』(私的領域における接触)があったとして自ら申告している」とするほか、メンバーの事情聴取では山口真帆を除く全41人中36人のメンバーからファンと「つながり」を持つ12人の個人名が挙がったことを報告している。

 AKSはメンバーとファンの「つながり」は不適切であるとしながらも、運営体質やメンバーの管理方法に問題があったことから「風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します」と報告。そのうえで「NGT48を皆様にもう一度応援していただけるよう、健全な運営に取り組んでまいります」と騒動の収束を宣言している。

自分の推しメンも「つながり」かもしれないという不信感

 研究生を含む42人中12人ものメンバーがファンとの不適切な「つながり」を持っていたことは、アイドルグループとして前代未聞だろう。該当メンバーの名前を明かせばバッシング対象になってしまうのは必至。彼女らを過剰な攻撃から守るため、公表を控えた点は賢明だ。

 しかし一方で、12人はかなり多く、NGT48のファンは疑心暗鬼に陥っている。自分の応援する「推しメン」はどうなのかが判然としない状況で、ファンとメンバーの信頼関係は崩れ去ってしまった。さらに、NGT48の清廉潔白なメンバーたちもあらぬ疑いをかけられることになる。運営の対応は最善のものとは言いがたいだろう。

 ここで、騒動の発端となった山口真帆の告発に立ち返りたい。山口真帆は被害を報告したあと、元劇場支配人の今村悦朗氏の名を挙げ、「クリーンなNGTにするって言ったのに」「悪いことした奴だって解雇するって言ったくせに。なんも対処してくれてなくて」と涙ながらに訴えていた。AKSは「悪いことした奴」を解雇せず、現状のメンバーで「クリーンなNGTにする」と判断したことになる。



 このことについて調査報告書では、元劇場支配人の今村氏が「なんらかの処分権限が与えられているわけではないにもかかわらず、『処分する』と回答するなど、その場しのぎで対応をする場面もあった」と落ち度を認めている。メンバーの契約解除を含む「専属契約に関する事項は、代表取締役の権限」とされており、「支配人が単独で判断できることではない」とも明言された。

 NGT48の県外出身メンバーは、活動拠点の新潟市で寮生活を送っている。若年女性が親元を離れて集団生活を送り、さらにファン接触イベントを含めた芸能活動を行う以上は、劇場支配人やマネージャー、スタッフなどの身近な大人が規範となって管理やケアを行うことが必要だったはずだ。運営側の意識の低さが招いた事態であることは言うまでもない。

 いずれにせよそれほど多くのメンバーがファンと気軽に「つながって」しまったことは、NGT48にとって致命的なスキャンダルだ。疑心暗鬼が渦巻く中、今後も「クリーンなNGT」を目指して活動を続けていくことは果たして可能なのだろうか。

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