坂上忍『バイキング』の視聴率失速でもネットバッシングの被害者気取り?

wezzy / 2019年5月7日 11時5分

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 坂上忍がMCを務めるトークバラエティ『バイキング』(フジテレビ系)の視聴率が失速していると、「女性セブン」2019年5月9日・16日合併号(小学館)が報じている。

 同誌によると、『バイキング』が放送開始した2014年当初は視聴率の獲得に苦戦していたが、2016年ごろから上昇。昨年には同時間帯の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)『ひるおび!』を抜いたという。しかし、今年3月の視聴率は『ヒルナンデス!』に全敗で、4月も負ける日がほとんどのようだ。

 『バイキング』の視聴率を上げた要因は、時事問題に対してのMC坂上忍の歯に衣着せぬ発言だったとみられている。だが最近、その坂上の発言が炎上する機会が以前より増えている。

ピエール瀧へのバッシングを正当化

 たとえば、ピエール瀧の逮捕報道がそうだった。3月28日の『バイキング』は、違法薬物の使用で逮捕されたピエール瀧の出演ドラマや映画に代役を立てたり、電気グルーヴの音源の流通を止めたりという、過剰な自粛対応に対しての抗議がテーマだった。

 しかし、薬物依存症問題に取り組む市民団体が、世界的には薬物は「刑罰から治療へ」という流れだと説明すると、坂上は「イマイチ僕は説得力を感じない部分のほうが多かった」と一蹴。続けて、「日本はまた全然状況が違うから、そこらへんは、なんか、世界の潮流になんでもかんでも合わせりゃいいのかってことではないと思うんだけどね」「薬物に手を出しちゃったら、こんな大変なことになるんですよ! 出演しているものはオンエアーもできないし、損害賠償だし、大変なことになるから、(薬物は)やめてくださいよ!っていう意味も含まれている」と、ピエール瀧へのバッシングや自粛の“正しさ”を主張するスタンスを取った。



 さらに、電気グルーヴの音源販売停止への抗議として、インターネットストリーミング配信サイト「DOMMUNE」が5時間にわたって電気グルーヴの音楽を流す特集を組んだと紹介されると、坂上は「これでDOMMUNEを知った人もいる」と発言し、スタジオは「DOMMUNE」の“売名行為”を嘲笑するような雰囲気となった。

 この回の『バイキング』には、「バッシングしても解決には向かわない」「作品に罪はない」「売名扱いではなくもっと深い議論をして欲しい」など、視聴者から否定的な意見が続出し、炎上。この炎上が引き金となり、同番組を離れる視聴者が続出しているという見方もある。

 『バイキング』は坂上忍のワンマンショー化しており、彼が意見をすると、他の出演者も右へ倣えで同調する構図になっている。ピエール瀧の件も含め、坂上と反対の意見を主張する出演者はおらず、そういった者は“排除される”ともっぱらだ。

「歯に衣着せぬ物言い」のデリカシーのなさ

 『バイキング』だけではない。4月1日に坂上忍司会の特別番組『FNS番組対抗オールスター春の祭典目利き王決定戦』(フジテレビ系)が放送されたが、そのなかの企画で「整形美女とナチュラル美女の境界線を目利きしろ」というものがあった。

 スタジオにAからDまでの5人の女性が登場女性し、どこまでが整形美女でどこまでが天然美女なのかを当てるというものであったが、坂上はひとりの女性に対し「遠めから見てもAの方は(整形と)わかる」など、あからさまにバカにしたような発言を繰り返し、「人の容姿を笑うな」とこちらも炎上した。企画自体が酷いということは言うまでも無い。

「上司にしたくない芸能人ランキング」で1位

 昨年9月、『バイキング』のレギュラーだった小籔千豊が番組を降板したが、小籔は坂上と反対の意見を主張することのあるメンバーであり、言い合いになることもしばしばだった。小籔は過去に『AbemaPrime』(AbemaTV)にて「反対意見を少しでも言うとMCにすごいイヤな顔をされたり、強制的にCMに行かされたりすることで心、折れてきますよ」と発言しており、番組名は明かされていないものの、当時の小籔と坂上の関係からみて『バイキング』と予想することは難しくない。

 同番組で扱うような時事問題は、年齢や性別、それぞれの立場によって様々な意見が存在する。にも関わらず、一方的な意見だけを垂れ流す行為は危険であり、それに共感できなかった視聴者が番組から離れることは必然だ。

 坂上の高圧的な態度への恐怖や嫌悪感は視聴者も抱いており、今年4月に「週刊女性PRIME」が発表した「上司にしたくない芸能人ランキング」で坂上忍は1位を獲得。理由は<自分の意見を通すために他の意見は一切聞かず、聞いたとしても批判ばかりして話が先に進まなそう>などであった。

坂上忍はネットバッシングの被害者気取り?

 こうした視聴者の反応を坂上も把握しているようだが、『バイキング』でのスタンスを変えるつもりはないという。

 4月17日放送の同番組で、「おぎやはぎ」の小木博明が「『バイキング』はネットで凄く叩かれている」と発言すると、坂上は「俺はもう絶対ネットなんか見ないから。ネット見た途端俺は涙流して泣いちゃうかもしれないから」とコメント。そして小木が「これほど言われてもスタンスを変えない『バイキング』は頑張っている」と返すと、坂上は「変えません。ぶれないの」と明言したのだった。

 ネットには酷い誹謗中傷が書き込まれていることも多い。しかし、『バイキング』に対しては、坂上忍や他の出演者らの意見に対する誹謗中傷だけではなく、異論や反論も見受けられる。坂上はネットバッシングの被害者として思考停止するのではなく、何が批判されているのか検討した方がいいのではないだろうか。

 ただし、坂上は2017年2月に出演した『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で、「テレビでは怒った役を演じている」「自分が怒ることによってスタジオに張り詰めた空気が生まれないと気がすまない」と告白している。番組の方針に沿って“演技”をしている部分もあるのだろう。坂上忍の本心がどこにあるのかはさっぱりわからない。そんなMCが意見を述べる番組に、どんな意義があるのだろう。

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