嵐の転落と20代アイドルの順調な台頭、すべてジャニーズ事務所の思惑どおり?

wezzy / 2019年5月9日 17時5分

写真

 「週刊女性」(主婦と生活社)のウェブサイトが発表した「好きなジャニーズ2019」の調査結果で、山田涼介(25歳/Hey! Say! JUMP)が1位を獲得した。今年は、若手グループからのランクインが目立ち、ジャニーズの世代交代を思わせる結果となっている。

 以下、上位のランキングを「週刊女性PRIME」から引用させていただく。

2位 亀梨和也(33歳/KAT-TUN)
3位 平野紫耀(22歳/King & Prince)
4位 中島健人(25歳/Sexy Zone)
5位 増田貴久(32歳/NEWS)
6位 櫻井翔(37歳/嵐)
7位 山下智久(34歳)
8位 大野智(38歳/嵐)
9位 二宮和也(35歳/嵐)
10位 中島裕翔(25歳/Hey! Say! JUMP)
11位 菊池風磨(24歳/Sexy Zone)
12位 木村拓哉(46歳)
13位 永瀬廉(20歳/King & Prince)
14位 手越祐也(30歳/NEWS)
15位 岸優太(23歳/King & Prince)
(「週刊女性PRIME」より)

 知名度のあるメンバーの人気も健在だが、キンプリや平成ジャンプ、セクゾなど、若手グループの20代メンバーのランクインが際立つ。1位の山田涼介は昨年10位、3位の平野紫耀に至っては、昨年21位からの大躍進となった。

 2018年4月の同ランキングでは、1位亀梨和也、2位山下智久、3位櫻井翔、4位大野智、5位松本潤と、名実共にトップの30代ジャニーズが上位を独占していた。それが一年でがらりと変わったことになる。

 この激しい順位変動には、ジャニーズファンから「今年はセクゾ、キンプリのメンバー率が高くて嬉しい」「山田くん1位おめでとう!」という声のほか、「このランキングはビックリ」「ジャニーズも世代交代を感じる」という意見も上がっている。ファンは結果に驚きつつも、ジャニーズの若手台頭を好意的に捉えているようだ。しかしなぜ今年、「好きなジャニーズ」ランキングはこれほど大きく変動したのだろうか。

クリーンなイメージの回復と世代交代を推し進めたいジャニーズ

 この一年間は、ジャニーズ事務所にとって激動の年だった。昨年5月にはTOKIOの山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検され、6月にはNEWS小山慶一郎と加藤シゲアキ、手越祐也の未成年飲酒スキャンダルが勃発。中堅グループには不祥事が相次ぎ、事務所の管理体制が問われる局面も多かった。事務所にとってはまさに“厄年”といってもいいが、これにはファンも思うところがあったはずだ。

 さらに、今年1月には看板グループの嵐が2020年をもって活動休止に入ることを発表。その経済損失は年間1000億円にものぼるといわれ、ジャニーズにとってはブランドを死守するためにも嵐に代替するグループを育成するのが急務となっている。中堅どころの30代はすでに十分な知名度を持ち安定した仕事がある。あとは20代のメンバーをいかにしてその地位まで押し上げるかだった。

 こうした状況にあって、昨年から今年にかけて若手が着実にファンを増やしたことは、タレントの世代交代を推し進めたいジャニーズ事務所の戦略が成功していることを意味する。

 若手グループのなかでも特に激推しされ、ノリに乗っているのはキンプリだろう。昨年5月にデビューしたばかりのキンプリだが、各メンバーはテレビ番組に映画にと、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している。キンプリはその名の通り、王子様路線の正当派アイドルだが、とくにエースの平野紫耀は独特の天然キャラでバラエティにも引っ張りだこでお茶の間の知名度を得つつある。

 5月6日からは、キンプリが出演するUHA味覚糖のおかずスナック「Sozaiのまんま コロッケのまんま」の新CMが全国オンエアがスタートした。YouTube上には各メンバーが商品を食べる個別の動画がアップされているが、5日の公開以降、めきめきと再生回数を伸ばしている。すでに平野紫耀は9.1万回、永瀬廉は8.1万回、岸優太は9.4万回、神宮寺勇太は5.9万回、高橋海人は5.5万回を記録している(8日正午時点)。

 これからジャニーズが「ポスト嵐」としてプッシュしていくのは、他でもないキンプリだろう。岩橋玄樹の病気療養とスキャンダル報道という爆弾がくすぶっているものの、少なくとも今のところ、グループとしては事務所の思惑どおりの成長を見せているといえよう。ジャニーズにとって最悪の“厄年”にデビューしたキンプリだが、事務所を救うのもまた彼らなのかも知れない。

滝沢秀明の「改革」は奏功したか

 ジャニーズ事務所の体制も、大きな変化を遂げつつある。今年1月には滝沢秀明が株式会社ジャニーズアイランドの代表取締役社長に就任し、アイランドの社員10人を率いて約300人のJr.を統括。目下、ジャニーズJr.の育成と売り出しに力を注いでいる真っ最中だ。今後は、デビュー組だけでなくJr.からも人気メンバーが現れることも期待できるだろう。ジャニーズの世代交代は、着実に進みつつあるようだ。

 また、滝沢秀明体制に移ってからというもの、ジャニーズは動画配信サービス「ISLAND TV」やファンクラブサイトで「デジタル会報」をスタートさせるなど、積極的なデジタル戦略にも乗り出している。滝沢がさまざまな企画を打ち出し挑戦的な姿勢を見せていることで、ジャニーズ事務所にも新たな風を吹き込んでいる。

 ジャニーズ事務所の創立からおよそ半世紀以上が経つが、キンプリや平成ジャンプ、セクゾなどの若手グループが、これからどのような時代を築いていくのか注目したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング