TOKIO自然消滅なら『ザ!鉄腕!DASH!!』は打ち切りなのか

wezzy / 2019年5月27日 6時5分

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 山口達也の脱退以降、TOKIOの音楽活動は停滞しているが、ついに「解散」の2文字までちらついてきたようだ。

 「週刊文春」(文藝春秋)2019年5月30日号は、<長瀬「やってられない」 TOKIO「空中分解」 CDの予定なし、国分「ビビット」終了>と題した記事を掲載。山口達也の一件以降、音楽活動を始めとしたTOKIOとしての仕事に支障が出ており、近い将来グループとして自然消滅する可能性すらあると報じた。

 TOKIOの活動のなかでも、ひときわ山口の抜けた穴が大きいのは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)だという。

 この番組において長期のロケを中心になって進めてきたのは、DIYの技術に長けた山口だった。企画に必要な道具を自らつくってしまうほど能動的に取り組んできた山口がロケに参加しなくなったことは、番組づくりに大きな影響をおよぼした。

 また同誌によれば、人員が減ったことでスケジュールを押さえるだけでも困難になり、「DASH海岸」などのコーナーでは、これまでであれば数日かけていたロケを1日で強引に撮り終えることも出てきたそうだ。

 長瀬智也や松岡昌宏は俳優の仕事があればそちらと並行してロケに参加することになる。国分太一には帯番組の『ビビット』(TBS系)をはじめレギュラー番組もある。比較的自由が利くのは城島茂だが、彼も『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)など生放送のレギュラー番組を抱えており、スケジュールを押さえるのにも限界があるのだろう。

進展しない長期企画「DASH島」「カレー」

 こういった番組制作の状況は、その中身に大きな影響を与える。山口が抜けてから『鉄腕DASH』に関して「つまらなくなった」という声は多い。じっくり撮っていたロケを1日に詰め込んでいるのだから、質が下がるのも必然といえるだろう。

 前に進まなくなってしまった企画も多い。山口の事件発覚と前後してスタートした企画「俺たちのDASHカレー」は、スパイスを育てるところからカレーをつくるべく、長瀬智也が中心となって始まったものだが、スパイスはなかなか育たず。最近はカレーづくりという本来の趣旨から離れ、単なる都内のカレー店食べ歩き企画へと変わりつつあり、視聴者から不満の声があがっている。「DASH島」で鉄製品を製造すべくはじめた反射炉づくりも、いまだ途上だ。

 視聴者の不満は「数字」に表れる。かつては15%越えが普通だった視聴率も13%台まで落ち込む回がまったく珍しくなくなってしまった。

ジャニーズ事務所総出で支える『鉄腕DASH』

 山口がいなくなって以降、人員不足をカバーするために、木村拓哉、V6の井ノ原快彦、長野博、坂本昌行、嵐の二宮和也、KAT-TUNの中丸雄一など、ジャニーズ事務所所属タレントが助っ人としてやってくる機会も増えている。

 木村拓哉ゲスト回(2019年1月20日)のときは18.6%(ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、その人選によっては番組のテコ入れに寄与することもあるものの、そうでないことも多い。それどころか、視聴者に不満をもたらすことすらある。慣れないアウトドアロケに取り組む助っ人メンバーが、TOKIOのようにうまく企画をこなすことができないケースもままあるからだ。

 たとえば、V6の坂本がゲスト出演した2019年5月16日放送回では、坂本が川釣りの場面で餌となる虫を触ることができなかったり、料理の際にありもののコンソメスープを使ったりといったシーンが視聴者に不満を残した。

山口達也の番組復帰はない

 山口がTOKIOを離れてから1年以上の月日が流れたが、「女性セブン」(小学館)2019年5月30日号によって、現在の山口の様子が明かされ話題を呼んだ。

 頭を丸め、顔中にヒゲを生やしたその姿は、現役時代の彼の姿からあまりにもかけ離れている。山口は現在、アルコール依存症と、それを招いた根本の原因である双極性障害の克服のため、家族のサポートを受けながら必死に努力しているという。

 「女性セブン」の記事では、TOKIOのメンバーも山口のことを心配しており、メディア関係者の間では復帰説が囁かれていると、山口の再合流が匂わされている。

 しかしそもそも、山口はTOKIO脱退どころか、すでにジャニーズ事務所との契約を解除されている。芸能界を引退しているわけではないが、それまでに超えなくてはならないハードルは高い。

 また記事では、山口の精神的な病は一進一退を続けていると書かれており、契約の問題以前にまだまだクリアしなくてはならない問題は山積している。この希望的観測が現実のものとなる可能性は限りなくゼロに近いのではないだろうか。

『鉄腕DASH』は放送ペースを変えた方が良いのでは?

 では、『鉄腕DASH』はどうなってしまうのか。

 TOKIO自身も1995年から続く長寿番組には愛着をもっており、前出「週刊文春」は、事件後に城島が『鉄腕DASH』のスタッフに、<僕が絶対、山口の穴を埋めますんで>と頭を下げたと報じている。

 同誌は、長瀬智也が「もうTOKIOをやってられない」と事務所に直訴下と伝えつつ、長瀬が脱退や解散を望んでいるわけではないとして、グループ活動が自然消滅する可能性を伝えるにとどまっている。



 だが『鉄腕DASH』という番組がこのまま継続するならば、自然消滅という形を取ることはありえないだろう。なにしろ長期企画が複数併走しているため、簡単に「打ち切り」という案が通る性質の番組でもない。

 しかし、山口が抜けた現状で、複数の長期企画をすすめていく余力がないことも確かだとしたら、毎週放送する現在のペースを変えることもひとつの手だ。たとえば改変期の恒例特番に変更すれば、質の高い内容を提供することのできる態勢を整えることも出来るかもしれない。

 そもそも山口がいた頃も、週1放送の番組でやれる以上のことをやっていたから『鉄腕DASH』はここまでの人気を獲得するに至った。出演しているメンバーだけではなくスタッフの不断の努力が番組を大きくしたことは言うまでもない。だが何十年も、これから先も、同じペースで続けていくことだけが、正しいあり方でもない。番組をさらに長く続けるために最善の選択をする時期が、迫っているのではないか。

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