小林麻耶に「まだ乳がんにならないのか」残酷な誹謗中傷。ネットユーザーを煽った“市川海老蔵の後妻狙い”報道

wezzy / 2020年10月3日 12時30分

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 フリーアナウンサーの小林麻耶が、ネット上で「まだ生きてるのか」「まだ乳がんにならないのか」といった誹謗中傷を受けてきたと告白し、涙ながらにSNSなどでの言葉の暴力をやめるよう訴えた。

 10月1日、小林麻耶は木曜のレギュラーコメンテーターとして『グッとラック!』(TBS系)に出演。番組では、堀江貴文氏とマスク着用をめぐってトラブルになった飲食店がネット上で誹謗中傷を受けている騒動を取り上げた。

 このニュースを受けて小林麻耶は自分のもとにも誹謗中傷が来ると証言し、このように話し始めた。

<誹謗中傷で亡くなられた方がいて、『死ねとか言っちゃいけませんよ。そういう言葉は本当に良くないですよ』と言われているにも関わらず、そういうニュースがあった後にも私のところに今度は『まだ生きてるのか』『まだ乳がんにならないのか』とかって、言葉を変えて表現するんですよ。『死ね』がダメだったら、今度はそういった言葉で返してくる。本当にいけないことだと思います>

 小林麻耶の妹・麻央さんは2017年に乳がんのため34歳の若さで亡くなっている。

 小林麻耶の告白を受けて、自身もしばしばSNSで誹謗中傷されるという立川志らくは、<いくら言ってもそういう連中には心がないから分からない>と諦めの気持ちを覗かせた。

 しかし、志らくに対して小林麻耶は強い口調で、<分からないって諦めないで。本当に師匠、お願いしますよ。絶対に言っちゃいけないんですよ>と説き伏せるように言い返し、涙を流しながら誹謗中傷の危険性を訴えた。

<いま私は、妹が亡くなって3年経って、『死ね』って言われても、『まだ生きてるの?』って言われても、『でも頑張って生きよう』って、『生きる努力をしよう』と思えるようになったんですけど、妹が亡くなった直後にそういう言葉を浴びせられた時、自分がつらい時にそれを読んだ時に、本当に『死にたいな……』と思ってしまうほどに追い詰めることができるんですよね。たった1人の言葉で。だから、本当にやめてほしい>



 小林麻耶の「SNSでの誹謗中傷はいけない行為である」との訴えはまさにその通りだが、では「ネットユーザーのマナーが悪い」だけなのかといえば、それは違う。これに関してはメディア側も反省すべき点があるのではないか。小林麻耶へのバッシングを過熱させたのは週刊誌やネットニュースの記事だからだ。

 麻央さんの闘病中から、週刊誌には小林麻耶の記事が頻繁に出た。麻央さん死去後は、小林麻耶が姪っ子・甥っ子の世話を焼いていることをあげて、「小林麻耶が市川海老蔵の後妻を狙っているのではないか」というえげつない報道も立て続けに掲載された。

 たとえば「女性セブン」(小学館)は、両家が揃ってハワイ旅行に出かけたことを紹介しつつ、麻耶と海老蔵の関係を“男と女の切ない事情”などと書き立てた。子どもたちの世話をして近くにいるが、海老蔵と結ばれることはない状況を“生殺し”と揶揄したのだ。ほかにも、「麻耶が海老蔵を好いていたが恋は実らなかった」「後妻に収まることについて成田屋の後援会が難色を示している」といったゴシップ記事が大量に出ている。

 こういった記事が小林麻耶のイメージをどんどん悪化させていったのではないか。小林麻耶は2019年5月30日放送『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演した際、当時プライベートで受けた心ないバッシングについて、このように振り返っている。

<たとえば、姪や甥が歌舞伎に出ますよね。見に行くと、お客さんから『よく来られますね』って(言われる)。『どういう気持ちで来るんですか?』『あなたのことを必要としていませんよ』と言われるんです。私も、(記事を)信じる人はいないと思いますけど、でも声を掛けられるんです。
 いまだったらまだいいですよ。でも、妹の亡くなった直後です。『私は何だろう』って、本当に心がどんどんボロボロになって。
 こういうことを言ってはいけないと思うんですけど、死にたくて仕方ありませんでした>

 彼女にとって麗禾ちゃんや勸玄くんは親族である。麻央さんの闘病中に子どもたちの世話を買って出ることも、逝去後に幼い子どもたちとの交流を持ち続けることも、非難されるようなことではない。心ない記事を書き立てられ、メディアに影響されたネットユーザーからもバッシングされたのである。

 小林麻耶は2018年8月、結婚を機に所属事務所のセント・フォースを退所。芸能界から一時引退した。翌年5月に芸能界に戻ってきたが、前出『直撃!シンソウ坂上』で彼女は、このときの引退はメディアの取材攻勢から自分の健康と夫の安全を守るために避けられない決断だったと語っている。

 小林麻耶を「叩かせた」のは誰か。責任の一端はメディアにもあるはずだ。

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