三浦春馬さんの死、再調査を求める署名が9000筆…「遺書なしでも自死」と判断

wezzy / 2020年10月16日 18時15分

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 今年7月に亡くなった三浦春馬さん。報道では自死とされているが、一部ファンの間では “他殺”を疑う声が止まず、警視庁に説明と再調査を求める署名を展開。現時点(10月15日)で、9000人以上の署名が集まっている。

 訃報が流れた直後は情報が錯綜し、「遺書があった」「遺書のようなノートがあった」と複数のメディアが伝えたものの、所属事務所アミューズは後日、三浦さんの部屋から遺書は見つからなかったと正式に発表した。だが、「それならなぜ自殺だとすぐに断定できたのか」というファンの疑念が深まってしまったようだ。

 他殺説を唱えるファンの影響は、三浦さんが最後に撮影した連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)にも波及。三浦さんは撮影現場でスタッフから暴行や嫌がらせをされていたのではないかと噂するネットユーザーもおり、演出家のInstagramが炎上する事態にも発展した。

三浦春馬さん「他殺」を疑う声の背景は

 「週刊新潮」2020年10月22日号(新潮社)では、三浦さんの友人としてニュース番組に出演した男性の元に、三浦さんの他殺説を信じるファンから「真相を教えて欲しい」との電話が1日に4、5件かかってくることもあると報じている。

 同誌は、ファンが三浦さんの自死に納得できない元凶は、事務所の厳しすぎる情報遮断との見解を示した。

 もちろん故人および遺族のプライバシーは最大限守られなければならないが、三浦さんが亡くなった前後の時系列も報道媒体によって様々だったことから、正確な情報を出してほしいと要求するファンは実際に多いようだ。

竹内結子さんを「自死」と判断した理由は

 9月には竹内結子さんが突然、亡くなった。

 竹内さんの死後、複雑な家庭で育ったということや仕事の今後に悩んでいたことなどが次々と報じられたが、結局のところ彼女の内面を知らない以上、そうした後付けの理由で無理やり納得しようとしても難しい。三浦さんについても同様だ。自死を巡りわかりやすい理由をこじつければ故人の名誉を傷つけるだけでなく、潜在的な不安を抱えた一般の人々を煽ることにもなるため、避けなければならない。

 だが一方で、「ではなぜ亡くなってしまったのか」というモヤモヤを募らせるファンは少なくないため、「なぜ遺書がなかったのに自死と断定できるのか」と疑う声につながってしまったようだ。三浦さん、9月に亡くなった芦名星さんと関連づけた陰謀論を唱えるネットユーザーもいる。

 竹内さんが自死と報じられた経緯については、「女性セブン」10月29日号(小学館)が詳しく掲載した。

 竹内さんの死亡前後の情報も、やはり報道媒体によって様々だった。第一報は、竹内さんの夫が9月27日の午前2時ごろに、寝室でぐったりとしている竹内さんを見つけ、119番通報したが亡くなったという内容だった。その日の朝8時すぎに、彼女の自死がニュースとして伝えられ、多くの人が衝撃を受けた。

 同誌では元警視庁刑事が、自殺か他殺化の判断基準のひとつは「遺書」で、遺書がない場合はご遺体の状況から判断すると解説。竹内さんは遺書を残していなかったが、彼女が有名女優ということから刑事部長自らが現場である彼女の自宅に向かい、素早く「自死」との判断がなされたそうだ。

 ベテランの刑事が見れば、遺体の痕跡から自死か他殺かの判断はつくという。竹内さんは解剖されておらず、<それだけご遺体に不審な点がなかったということでしょう>と、元警視庁刑事は説明している。

 彼女ほど著名な女優の突然の死はそれだけで衝撃が大きく、誤った情報を流して“他殺説”などが流れれば混乱は避けられない。そのため、重大事案として徹底的な情報統制を敷いたのだという。

速報や詳しい自死情報は必要か

 速報の段階では新聞・テレビ各社で情報が錯綜し、時間や場所など正確性を欠くこともある。報道の速さや詳しさを競うことによって誤った情報が出てしまった場合でも、それはアーカイブとして残るので、視聴者や読者が「情報がコロコロ変わる。おかしい」などと疑問を抱くことになり他殺説に繋がっているのではないか。

 そもそも著名人の自死に関しては、WHOのメディア向けガイドラインで「自殺に用いた手段について明確に表現しないこと」「自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと」が推奨されている。あえて伝えるべきでないことなのだ。

 三浦さん、芦名さん、竹内さん、いずれのケースも自宅内のどこで、どのような形で亡くなっていたかが詳細に伝えられた。発見の前後の状況についても細かく報じようとしたがために二転三転したと言えるのではないか。

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