BTS、BLACKPINKも…K-POPに欠かせない過酷練習の是非

wezzy / 2020年10月23日 5時40分

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 IZ*ONEの宮脇咲良がデビュー当時を振り返った、「ORICON NEWS」のインタビューが話題だ。

 宮脇咲良は2011年にHKT48のメンバーとしてデビューし、2018年からはAKB48グループでの活動を休業してIZ*ONEの活動に専念。日韓両国でアイドル活動を経験しているわけだが、「ORICON NEWS」(2020年10月20日付)のインタビューでは、その極端な違いを明かしている。韓国では練習量が桁違いだというのである。

<練習も1日10時間ぐらいあったので。だからこそクオリティーが高いものを作れると思うのですが、日本ではあまりそういう経験がなかったので、慣れるまで時間がかかりました>
<ダンスは手の角度まで全部揃えますし、動画を撮って、1秒でもずれていたらやり直し、という感じなので、最初の頃は全然寝られなかったです。でも、つらくても明日がくるのでやるしかない>

 HKT48時代はそこまで練習に時間を割くことはなかったようだ。2013年放送の『密着!秋元康2160時間~エンターテインメントは眠らない~』(NHK BSプレミアム)では、ミュージックビデオ撮影前日にようやく楽曲が完成するため、メンバーが振り入れするのは撮影当日という杜撰なスケジュール管理の模様が映し出されていた。

 そうした環境で7年間活動した後に、1日10時間練習する環境に移ったとまどいはさぞかし大きいものだっただろう。

BTSの練習量はいまだに1日18時間!?

 K-POPアイドルが誇る完成度の高いステージは、圧倒的な練習量に裏付けされているとよく言われる。実際、尋常でない時間を日々のレッスンに割いているようだ。

 それはトップグループになっても同じ。BTSは2013年6月デビューで、現在は活動8年目に入った。アイドルとしては比較的長いキャリアをもつが、それでも練習量の多さは変わらないらしい。

 2020年8月にリリースした「Dynamite」の練習期間は2〜3週間で1日18時間もやっていたという。BTSは「デビュー当時1日15時間練習していた」というエピソードをよくインタビューやトーク番組で語っているが、練習量はスキルや経験を積み上げた現在でもさほど変わっていないのである。

 だが、これは美談として扱って良いものなのだろうか。



 デビュー前の練習生期間となると、さらにすさまじいものとなる。

 Netflixで配信されているBLACKPINKのドキュメンタリー番組『BLACKPINK〜ライト・アップ・ザ・スカイ〜』では、メンバーたちの長く苦しい練習生期間に焦点を当てたパートがあった(練習生期間は最短のロゼで4年、最長のジェニーは6年)。

 練習生時代は1日14時間もレッスンがあり、オフは2週間に1日だけというスケジュール。寮で共同生活をしているため、家族のもとにも帰れない。当然、学校へはまともに通えない。しかも、毎月末には事務所のスタッフの前で歌やダンスを披露する評価テストがあり、ここで芳しい成績を残すことができなければ家に帰らなければならないという激しい競争に晒され続ける環境だった。

 番組では、ジスが<週末も練習で、家には帰れなかった。だから両親は心配してたわね>と語り、ロゼも<よくママに電話した。電話して泣きついてた>と、当時のつらさを振り返っていたが、そのなかでも特に当時抱え込んだ心の痛みをカメラにぶつけていたのはジェニーだった。

<面と向かって厳しいことを言われる。酷評されてもなんとか自分を保とうとした。でも、つらかった>
<練習生時代を後悔するわけじゃないけど、もう少し家で暮らしたかったかなって思う。19歳くらいまではね。普通は皆楽しい高校生活を経験すると思うけど、私は違った>

 K-POPアイドルたちが厳しい練習を経てつくりあげたパフォーマンスに世界中が熱狂しているが、こうした裏側を思うと、無邪気にその歌やダンスを楽しんでいいものか考え込まずにはいられないのである。

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