NiziUリマ、韓国でも中傷あった…Zeebra不倫と離婚も、続く受難

　12月2日の正式デビューを控え、NiziUリマに家族が原因の問題が連続している。

　11月2日、NiziUリマの父であるラッパーのZeebraとモデルの中林美和が離婚を発表。リマも含んだ娘ふたりの親権は母がもつこともあわせて伝えられた。Zeebraは8月に「FLASH」（光文社）で不倫旅行を報じられており、夫婦の関係修復は不可能であったようだ。

　離婚発表後、ZeebraのSNSには批判の声が殺到。それに対して彼はTwitterで＜自分は何を言われても構いませんが、こんな父親でも貶されるのは辛いと言ってくれる優しい娘の気持ちを汲んで頂けたら幸いです＞と要望しDMを開放したが、これが逆に「娘を盾にするな」といった批判を呼ぶことになってしまいツイートを削除している。

　一方、NiziUがオーディションから長く合宿生活を送ってきた韓国でも、リマが家族の問題で炎上に巻き込まれたことがあったという。

　Zeebraの祖父、つまりリマの父方の曾祖父はホテルニュージャパン火災事件などで知られる実業家の横井英樹氏。横井氏は第二次世界大戦を機に繊維問屋から軍需品製造に鞍替えして大成功をおさめた「戦争成金」である。

　それを理由に、NiziUが「Make you happy」でプレデビューを果たした8月、韓国国内の一部ネット上でリマに「戦犯企業創業者のひ孫」というレッテルが貼られ、「NiziUに韓国で仕事を与えてはダメ」などと議論が起きていたという。そのため、Zeebraの離婚でむしろリマへの反発は和らぐようだと朝鮮日報が伝えた。



　本格的なデビュー前からNiziUではミイヒが体調不良で活動休止、リマは家族のスキャンダルに見舞われるなど大変なことが連続している。だが、NiziUのメンバーたちはそれぞれがそれぞれを支え合っているようだ。

　10月27日放送『スッキリ』（日本テレビ系）でリマは、NiziUの関係性について、＜友だちを越しちゃった関係みたいな。親友も越しちゃった関係みたいな感じで。家族のちょっと下＞と語り、その仲の良さを嬉しそうに語っていた。

　特に、『Nizi Project』（Hulu）のオーディションが始まる前からJYPエンターテインメントの練習生として韓国で生活を共にしていたマコ・ミイヒとの絆は強い。11月5日に配信された『We NiziU！～We need U！～』（Hulu）の第1話ではこんなエピソードが語られていた。

　3人は、リマとミイヒが同い年で、マコが少しお姉さんという年齢構成だが、その関係性はもはや姉妹。

　練習生時代は、リマとミイヒが毎日のようにケンカするのをマコが仲裁していたという。そのケンカは本当に些細なもので、あるときには、行きつけのハンバーガー屋でご飯を食べたいミイヒと、外に出かけるのが面倒くさいリマが対立してケンカになったこともある。

　ただ、一夜が明けると、何事もなかったかのように仲直りして、再び親友に戻るのだという。リマとミイヒは「もはや目を見るだけでお互いの気持ちが分かる」とまで語っていた。

　韓国国内では『Nizi Project』やNiziUの企画自体に「K-POP技術の流出」「なぜ日本人歌手の世界進出を韓国企業が助けるのか」との批判がある。それを受けて、J.Y. Parkがテレビ番組で「NiziUは外国人の歌手ではあるが外国の歌手とは言えない。9人全員がわれわれの会社と契約した所属歌手だ」と反論したほどだ。

　NiziUはまだスタートしたばかりだが、世界で戦うアーティストとしてこの先もいわれなき中傷を受けることはあり得るし、苦難が待ち受けていることは想像に難くない。それを支えるのはファンであり、サポートスタッフであり、家族であり、そしてメンバーたちの絆であろう。