松本人志「引退」示唆…本当は約20年前に芸能界を去る予定だった

wezzy / 2021年1月19日 16時57分

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 松本人志が自身の「引き際」について発言し、話題となっている。

 1月17日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)は、2021年3月いっぱいで22年の歴史に幕をおろす『とくダネ!』(フジテレビ系)の話題を扱った。

 小倉智昭は番組終了の理由を<最近ちょっと切っ先が弱くなってですね、やや保身に走るきらいがありまして。病気してからネット情報とか見るようになっちゃったんですね、そうするとやっぱりね『老害じゃないか』とかね『ボケてんじゃないか』とかね、そういうことがキツいもんなんですよ>と説明していたが、それを受けて松本はお笑い芸人としての「引退」についてこのように話し始めた。

<お笑いはね、ダメになった時ぐらいがまたおもろかったりもする、非常に難しい仕事なんでね。まあ、さすがに65(歳)ではやめようと思ってるけどね。最低でもね。それまで仕事あるかどうかもわからんけど>

 松本は今年58歳になる。65歳での引退を考えているのであれば、8年後だ。芸人では明石家さんまと村上ショージが現在65歳。俳優では内藤剛志、役所広司、佐野史郎らが65歳だが、まだまだ現役である。

 松本人志はかつて、40歳引退説を唱えていたこともあった。ダウンタウンとして大ブレイクし、30代に入ったばかりの頃に出版したエッセイ集『遺書』(朝日新聞出版/1994年)でのことだ。

<ぼくのピークといわれれば、わからないですけどね、まあいって四十じゃないですか。そのあと、俳優だとか司会だとか、とにかく形態を変えてまで芸能界に残りたくないですからね。最初の姿勢のままでいきたい>
<お笑いがいかんようになったんやったら、やめたらいい。取り繕って、つぎはぎだらけで残るほど、そない芸能界ってええかなって、ぼくなんかは思いますね>

 しかしその後、気が変わったのか、松本は『伝説の教師』(日本テレビ系/2000年)でドラマ主演を務め(中居正広とのダブル主演)、映画監督として『大日本人』『しんぼる』『さや侍』『R100』などを手がけるなど、“形態を変えた活動”を多くするようになった。2013年からは『ワイドナショー』でコメンテーターを務めている。

 『遺書』での発言は2014年放送『ワイドナショー』で蒸し返されているが、それに対して松本は<『遺書』っていう本を書いた時は、オレは30歳ぐらいだったんですよ。すごいこう…乗ってたんですよ。想定で、40(歳)ぐらいでやることなくなるやろっていう。ところが30(歳)から先が思ったほど上手くいかなかった>と説明している。

 人生はなにが起こるか分からず、人の考えも状況によって変わる。特に「引退」という決断は重い。そのタレント一人だけのことではなく、関係する多くのスタッフの生活がかかることでもあるのだから、考えが二転三転して当然だ。

 明石家さんまもかつて60歳で引退すると宣言していたが、前述のように今でも第一線の現役で活躍し続けている。テレビのレギュラー番組を複数抱えるタレントで、スキャンダルでもなく人気が高いまま引退したのは、2000年に芸能界を去った上岡龍太郎ぐらいではないか。



 ただ、松本人志は軽い気持ちで「引退」を口にしたわけではないのかもしれない。ここ最近、松本は自身のキャリアの終わりについて語る機会が増えている。

 2020年2月には『ワイドナショー』にて、<コンビなので自分の好き勝手に辞められない。ひとりだったらもしかしたらもう辞めているかもしれない>と発言。ダウンタウンとしての歩みもある以上、浜田雅功の意見を無視して勝手にやめるわけにはいかない。相方だけではなく、40年近く一緒にやってきた吉本興業スタッフの意見も無視できないのは当然だろう。

 同年7月の『ワイドナショー』でも、また引退について言及している。さまぁ〜ずとの飲み会の席で松本は<俺ももうやめるで>と言ったと告白。ただ引き際を自分で決めることは難しいので、<タピオカ屋にケンカ売ってやめたろうかな>と、木下優樹菜の騒動を引き合いに出して笑いを誘っていた。

 実際のところ、「店じまい」はもう始まっているのだろうか。今年1月5日、松本がTwitterにて2006年から続く『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)大晦日特番「絶対に笑ってはいけない」シリーズについて<今年はやらないので勘弁して下さい>と、終了をにおわせたことは物議を醸した。

 映画監督としての評価は芳しくなかったが、日本のテレビ業界ではお笑いの頂点を極めた松本人志。還暦の足音が近づく今、この先のライフプランを立て直しているのかもしれない。

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