オリラジ中田敦彦に神田伯山が苦言「西野亮廣と同じ枠」「欲求の方向がぜんぶ金」
wezzy / 2021年1月20日 6時30分

オリエンタルラジオの中田敦彦と、「いま最もチケットが取れない講談師」として注目を集める神田伯山が、テレビ番組の収録で大ゲンカになっていたという。
1月17日放送『ボクらの時代』(フジテレビ系)は、中田敦彦・神田伯山・落語家の瀧川鯉斗の3人が出演してトーク。中田がYouTuberとして成功をおさめているのはご存知の通りだが、伯山も寄席の舞台裏や高座を見せる自身のYouTubeチャンネル「神田伯山ティービィー」がギャラクシー賞を受賞するなど、注目を集めている。
そんな縁から『ボクらの時代』での共演となったのだが、オンエアでカットされた場面では、伯山が中田の「拝金主義」「新自由主義的傾向」を攻撃し、お互いが悪口を言い合う展開になっていたようだ。
1月15日放送『問わず語りの神田伯山』(TBSラジオ)で語ったところによると、伯山はそもそも中田について、<大成功者だし、すごい話芸だし、いいなって思うところがあると同時に、なんかインチキくさい>というイメージを抱いており、<どういうことをお考えになっているのか>を知りたい、という興味があったようだ。
確かに、以前「中田敦彦のYouTube大学」がイスラム教に関する情報発信で炎上した際、伯山はラジオの中でそれをネタにしていた。元からあまりいい印象は抱いていなかったのかもしれない。
とはいえ、ケンカをするつもりでもなかったのだろう。収録開始からしばらくは、そうした心の底のあまのじゃくな思いを吐き出すこともなく、良い雰囲気のまま3人で話すことができたそうだ。
しかし休憩時間を経て後半に差し掛かると、和やかな空気は一変する。
集中力が切れたのか、伯山は<僕はおふたりのこと好きなんですけど、僕のことを応援してくれているお客さんは、中田さんのことも鯉斗兄さんのことも好きじゃないと思うんですよ>と、いきなりケンカを売ってしまったという。
対する中田は<僕を応援してくれているYouTubeの登録者の人とかはみんな伯山さんのこと大好きですよ>と、いい空気を壊さぬよう取り繕ってくれたが、伯山は<そういう論法も嫌いなんですよ>と突き放したそうだ。
そして、中田と同じくオンラインサロンを運営して稼いでいるキングコングの西野亮廣を引き合いに、こんなことまで言ってしまったという。
<中田さんっていうのはキングコングの西野さんと同じ枠だと思っているんですよ>
<欲求の方向性がぜんぶ金なんじゃないかみたいなふうに思っているんですけど>
西野といえば、映画『えんとつ町のプペル』公開でとられたキャンペーンが物議を醸している。オンラインサロン会員に台本とチケット前売り券を原価で販売し、会員に自分で売り歩くよう仕向けたやり口が「マルチ商法みたい」「ひどいネットワークビジネス」とネット上で批判されたのだ。
ただ、西野のこうした商法は今に始まったことではないが……。ちなみに中田は自身のYouTubeチャンネルで『えんとつ町のプペル』を『鬼滅の刃』よりもずっと凄かったと絶賛。<『鬼滅の刃』も観たし、『ポケモン』も観たんですよ。でも、正直、僕は『プペル』が一番面白かった。っていうのも必死感が違う>と力説していた。
また、西野をゲストに呼んだ中田と宮迫博之のYouTube番組『Win Win Wiiin』では、絵本版『えんとつ町のプペル』無料公開に伴って勃発した「クリエイターの搾取」「絵本業界のダンピングを招く」といった議論にはいっさい触れず、西野のビジネスのやり方をただただ誉め称えていた。
他人を利用したり踏みつけたりするような金の稼ぎ方を「それでも稼げた方が偉い」と考えるか、「それは人としての品がないのではないか」と考えるか──これは分かれるところだろう。西野に積極的な共感を寄せている中田は、確かに「同じ枠」かもしれないが、それは本人たちにとっても自明のことなのではないか。
<欲求の方向性が全部金>と言われた中田敦彦は、<ああそうですか。西野さんのことを軽く言う人はそんな怖くないなと思っているんですよ。西野さんのすごさを側でしか分かっていないんだなと思っちゃって>と言い返したそうだ。
しかし、神田伯山は同じ「芸人」の立場から、さらにこうやり返したという。
<たとえば、吉本興業のトップの人が何人かいるじゃないですか。そういう人を超えようとする時に、たぶん中田さんという方は『どっちがお金持ってるか』っていうことで勝負しているんじゃないですか。僕は芸で勝負したいんですよ。金なんてある程度あればいいじゃないですか>
<昔、堀江(貴文・元ライブドア)社長が『世の中に金で買えないものなんかない』っていうふうに言って反感買っていましたけど、それはやっぱり間違いで、芸は買えないんですよね。いくら金があろうとも、人気があろうとも、芸がなければ誰も仲間は従わない。やっぱり人って金に従うんじゃなくて、最終的に『あいつには勝てねえ、あの芸には』って思わせるところで人っていうのは頭下げると思うんですよ。だからいくら金持っていたとしても、別にそれは勝ったことにはならないんじゃないですかね>
『ボクらの時代』の放送では、こうした喧嘩腰のやり取りはうまく編集でカットされていたが、中田が「お金と発言力」についてこんな持論を展開するくだりが残されていた。
<お金があれば言いたいことは言えると僕は思っているんですよ。だから、野球選手で年収300万円の人と、畳を作っていて年収2億の人では、おそらく畳を作っている年収2億の人の言うことをみんな聞くと思うんですよ。ってなった時に、やっぱり四の五の言わずに稼がなきゃって。じゃないと、言いたいこと言えなくなっちゃうって、3年ぐらい前に思ったんですよ>
これは伯山による<『どっちがお金持ってるか』っていうことで勝負しているんじゃないですか><いくら金持っていたとしても、別にそれは勝ったことにはならない>という意見への反論として繰り出された言葉だったのかもしれない。
「お金があれば人は耳を傾ける」と考える中田と、「人間としての中身が伴わなければ人はついてこない」と考える伯山──両者の考えはそもそもまったく相容れないものだったようだ。
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