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子供のやる気と自信を引き出す方法

Woman.excite / 2015年8月4日 6時15分

子供のやる気と自信を引き出す方法

「ひとまねこざる」(岩波書店)という絵本をご存じでしょうか。黄色い帽子をかぶったおじさんによってアフリカの大草原から大都会・ニューヨークに連れてこられた主人公のジョージ。知りたがりやで目に映るものすべてに疑問を持ち、なんでも自分でやってみるというお話です。

絵本のなかでジョージが興味を持つ姿は、子どもたちの好奇心旺盛な姿とよく似ています。


© Alena Ozerova - Fotolia.com


子どもの観察力はすさまじいもの
子どもたちは大人が思っている以上に大人の行動を観察しています。たとえば、室内の自由遊びで携帯電話のおもちゃを出すと「あーすいません、あとでかけなおしますね」「洗い物だけやっといて、よろしく」「今から電車のるから!」なんて言葉が飛び交います。他にも首と肩の間に携帯電話を挟んで何か作業しながら「あーうんうん」なんてうなずく子どももいるほど。

子どもにとって大人は恰好の観察対象、そして憧れの存在なのです。


子どもを信頼して“任せること”が成長のカギ
何か人に頼られたり信頼してもらえることで「頑張ろう」「やってみよう!」と自信を持ち、成功したときに喜びを感じるのは大人も子どもの一緒です。自分の身の丈よりも少し難しいことを頼まれ成功することで自立と自尊心を伸ばすことにつながります。

子どもに頼るのに最適なことといえば「お手伝い」です。小さいころお使いをたのまれたとき、ドキドキしながら小銭を握りしめ近所のスーパーに行った記憶はありませんか? 頼まれたものを買って、無事家に戻ったときのお母さんの表情を、私は今でも覚えています。

お手伝いといえども、「小さい子どもになにを任せていいかわからない」と思う方もいるでしょう。そんな方々のために、簡単に頼めるお手伝いを少し紹介したいと思います。

■ごはんの準備
「ママ、美味しいご飯つくりたいんだけど、一人だと大変だから混ぜ混ぜお願いしもいい?」とボールにご飯を入れて、しらすやシャケなど小皿に入れて渡してあげます。

説明は「ご飯にしらすを入れてスプーンでまぜまぜしてね」の一言のみ。

子ども自身に任せてあげてください。もし汚れるのがいやならば、テーブルの上にラップを敷いてあげたり、新聞紙を敷いてあげるのがおすすめです。

このほかにも、ハンバーグのこねる作業をお願いするなどいろいろな方法がありますが、大切なことは「できたことを実感する」こと。

おにぎりだと出来上がったら、自分が作った状態のまま食べることができますよね。月齢に合わせた料理のお手伝いをお願いしましょう。

■洗濯物をたたむ
生活習慣について書いた記事で「たたむ」ということに触れましたが、洋服をたたむことは指先を使う子どもに大人が思う以上に頭を使う行為です。

まずはタオルから頼んでみましょう。目の前で「はじっことはじっこをくっつける」「はんぶんこ」この2つの声がけで十分です。

たとえぐちゃぐちゃになってしまっていても否定はNG。「わぁ!どうもありがとう!」と笑顔で感謝します。回数をこなせばこなすだけ上手になります。そして、たたむという行為は折り紙にもつながり、手先が器用になります。

これ以外にも、洗濯物を干すことをお願いするのもおすすめです。洗濯ばさみに何か挟むという行為は集中力を要します。指先の運動も兼ねているので達成感も大きいのです。

日常にただ転がっているようなものも子どもにのっては多岐にわたる挑戦。現時点の成長度合いよりも、ちょっとレベルの高いことをこなしていくことで子どもはめまぐるしく成長しています。「これはできないかな」なんて思うことでもどんどん挑戦させてあげてくだいさいね!
(ポセイドン・ヨーコ)
(ポセイドン・ヨーコ)

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