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栄養豊富! いま注目のアンチエイジング食材「菊花」の楽しみ方

Woman.excite / 2015年9月1日 12時0分

栄養豊富! いま注目のアンチエイジング食材「菊花」の楽しみ方

8月下旬ぐらいからスーパーの店頭に並ぶ「菊花」。あまり馴染みがないかもしれませんが、栄養価に優れ、アンチエイジング食材としていま注目を集めています。また、9月9日は「菊の節句」といわれ、菊花酒を飲んで穢れを祓う風習があります。知られざる「菊花」の栄養と「菊の節句」についてご紹介しましょう。


©Paylessimages  -Fotolia.com


不老不死の薬として伝来した「菊花」
菊はもともと不老長寿の薬として中国から伝来しました。ビタミンEや食物繊維、ミネラルなども豊富に含まれ、コレステロールや中性脂肪を下げる効果があると言われています。

食用菊の収穫風景

食用菊の収穫風景


シンプルな調理法でいただくのが美味しい!
花びらだけをちぎって洗ったあとに、たっぷりのお湯に少量の酢を加えて茹でて、冷水にとります。シンプルに「おひたし」にしていただくと、なんとも言えず美味しいものです。


このほか、ごはんに混ぜたり酢の物やお吸い物に加えるだけでもOK。手軽で見た目も美しく、美味しくいただくことができます。

9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」
五節句の「節句」とは“季節の変わり目”を表します。中国の暦の中では、奇数の重なる日は陽と陽が重なり「陰」になるといわれ、邪気を祓う儀式が行われていました。これに由来して日本独自の節句が形成されました。

お正月や3月3日の桃の節句、5月5日の菖蒲の節句、7月7日の七夕も五節句のひとつですが、なかでも9月9日は一番大きな奇数(陽数)が重なるので、「重陽の節句」と呼びます。

この日は菊花酒を飲んで穢れを祓い、詩歌を詠んで宴を開いて長寿を願います。このため、別名「菊の節句」とも呼ばれています。天武天皇の時代から「重陽の節句」の宴が行われていたようですが、日本独自の形になったのは平安時代以降と考えられています。


また、節句前夜に菊の花の上に真綿をかぶせ、夜露と香りをうつした「着せ綿」で身体をぬぐい穢れを落とす、という日本独自の風習も広まりました。庶民の間では「栗の節句」とも呼ばれ、秋の収穫を祝う収穫祭のような意味合いもあったようです。


「菊花」レシピで季節の変わり目を味わう
茹でた菊花を日本酒に浮かべて菊花酒を飲むだけでも、季節の区切りを感じることができますが、簡単で美味しい「菊花としめじのおひたし」をご紹介しましょう。

「菊花としめじのおひたし」


<材料>(4人前)
・食用菊   1pac
・春菊    1pac
・しめじ    1pac
・柑橘汁    大さじ 1
・淡口醤油  大さじ 1 と 1/2
・出汁     大さじ 1 と 1/2

<作り方>
1)菊花は水洗いして、水気を取って花弁をばらす。春菊は葉の部分を使う。しめじは小房にわけ、1/2 の長さに切る。

2)熱湯で春菊を茹でて冷水にとり、3cmに切る。菊花は酢、塩少々を入れて茹で、冷水にとる。しめじはさっと煮てざるにあげる。

3) 柑橘汁、淡口醤油、出汁をあわせて加減酢を作り、菊花、春菊、しめじを混ぜ合わせる。


忙しい日々に追われていると、いつの間にか変わってしまう季節。意識的に季節の変わり目を感じることで、前の季節に区切りをつけて、新たな気持ちで次の季節を迎えてみてはいかがでしょうか。
(hana(ウスイハナコ))

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