いつでもできる、ハワイの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」で、心のクリーニングを
Woman.excite / 2015年9月8日 12時0分
左:『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』(講談社)右:著者の平良アイリーンさん
「セルフ・アイデンティティー・スルー・ホ・オポノポノ」(以下、SITHホ・オポノポノ)という言葉を、みなさんは聞いたことがありますか? これはハワイに古くから伝わる問題解決法のことで、ネイティブ・ハワイアンの故モーナ・ナラマク・シメオナ女史が、現代の人々に合うように、さらにシンプルで効果的な方法として編み出したメソッドです。
具体的にいうと、ある4つの言葉を繰り返し唱えることで、潜在意識(=インナーチャイルド/ハワイの言葉でウニヒピリともいう)の内側から記憶を消去(クリーニング)し、様々な問題を解決していく、というもの。故モーナ女史から継承したイハレアカラ・ヒューレン博士によって広められ、今では世界中で静かに親しまれています。
先月、「SITHホ・オポノポノ」アジア事務局スタッフであり、ヒューレン博士らのそばで学んだ自身の体験をシェアする講演活動を行っている平良アイリーンさんが、著書『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』(講談社)を出版。それを記念し、日々「SITHホ・オポノポノ」を実践しているという作家の吉本ばななさんを迎え、講演会を実施しました。
今回は、その講演会でのお話や、平良アイリーンさんの著書を参考にしながら、「SITHホ・オポノポノ」に迫りたいと思います。
問題を解決する、4つの言葉とは?
まず、「SITHホ・オポノポノ」のキーワードともいえるのが、“クリーニング”。クリーニングのために必要となるのが、以下の4つの言葉です。
「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」
この4つの言葉を繰り返し唱え、潜在意識をクリーニングすると、問題から解放され、本来の自分の完璧なバランスを取り戻し、自分らしく生きることができるのだといいます。
たった4つの言葉で、そんなまさか! と思う方は多いかもしれません。スピリチュアルなことはちょっと苦手、という方もいることでしょう。もともとアイリーンさん自身も、スピリチュアルなことには疑問を持っていたそうで、母親に連れられ、初めてヒューレン博士のイベントに行った際には「記憶を全部消したら、人生つまらなくないですか?」と質問したほどだったとか。
ところが、ヒューレン博士から「クリーニングをしたら、あなたが体験したことのないことが訪れる。すべて、あなたの中にある」といわれたことが、なぜだか、すっと心の中に落ちてきたんだそうです。
「クリーニング」とは、自分の過去の記憶を消去し、「ゼロ」にすること
ヒューレン博士が話した「すべてあなたの中にある」という言葉。これは、「世の中に起きてくる問題は、すべて過去の自分の記憶の再生に起因する」という意味。だからこそ、自分の記憶をゼロにすることで、問題が解決するのだといいます。
アイリーンさんの著書に出てくる、故モーナ女史のこんな言葉も印象的です。
「私は何か問題が起きたとき、誰かが大変な目にあっているという体験をしているとき、その対象を変えようとはしません。私は自分自身をクリーニングします。あなたがあなたを覆い囲む記憶を消去し、それを許さない限り、変化は起きないからです」
「外にはないの。あなたの内側をお掃除することが大切」
「どんなときであっても自分を取り戻すこと。記憶から、たましいをもとの完璧な状態に戻ることが何よりも大切なことです」
©Mila Supynska -Fotolia.com
自分の外側で起きている問題が、自分の潜在意識や記憶に深く関係していると感じている人は、ほとんどいないかもしれません。ただ、私自身もそうでしたが、モーナ女史やヒューレン博士の言葉は理解できるという人も多いのではないでしょうか。
「SITHホ・オポノポノ」に出会う以前から、“ウニヒピリ(潜在意識)”の存在に気づいていたという吉本ばななさんは、「SITHホ・オポノポノ」に出会ってから日々、ウニヒピリに語りかけ、クリーニングを続けることで“自分自身でいること”を実感していると語っていました。
「SITHホ・オポノポノ」はとても奥が深いメソッドですが、ある意味、誰にでも、どこにいても、実践できること。恋愛や結婚、お金や仕事、健康、家族など様々な問題に直面したとしても、何の道具がなくても、クリーニングを実践することで解決し、日常を自分らしく、豊かに生きるコツが見つかるかもしれません。
何十年もクリーニングを続けてきたハワイの人々に学ぶ
アイリーンさんの著書『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』は、ハワイに暮らし、生活の中でコツコツと「SITHホ・オポノポノ」を何十年も実践し続けてきた人たちが、どんなふうに「SITHホ・オポノポノ」と共に人生を歩んできたのか、クリーニングを続けることはどんなことなのか、彼らの体験を聞き、まとめたものです。
©『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』
故モーナ女史の一番弟子であるKRさん、吉本ばななさん、アイリーンさん、3人の対談も収録されているほか、基本的なクリーニングの方法、ホ・オポノポノの呼吸方法などもわかりやすく紹介されているので、詳しく知りたい方は、是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。また、ヒューレン博士やKRさん、アイリーンさんの講演会を体験してみるのもおすすめです。
参考書籍:『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』平良アイリーン=著 イハレアカラ・ヒューレン、KR =監修 講談社
平良アイリーン
1983年、東京都生まれ。明治学院大学文学部卒業。2007年にホ・オポノポノに出会って以来、生活のあらゆる場面で実践中。現在はSITHホ・オポノポノアジア事務局スタッフとして、日本を始め、アジア各国の講演会の際に講師に同伴し、活動している。また、ヒューレン博士やKR女史のそばで学んだ自身の体験をシェアする講演活動を関東、関西を中心に行っている。翻訳書に『ホ・オポノポノライフ ほんとうの自分を獲り戻り、豊かに生きる』(講談社)、共著に『ウニヒピリ』『アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉』(共にサンマーク出版)がある。http://serene.asia/
写真:©『ホ・オポノポノ ジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』
(田辺香)
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