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貯まる家計にするための3つのステップ(普通のママでもできる投資 vol.5)

Woman.excite / 2015年9月7日 5時15分

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皆さんは、前回から2週間、3つの仕分けと毎日のミニ決算の記録を続けられましたか? あともう半月、ぜひ頑張ってくださいね。

さて今回は、1ヵ月間続けたこの支出の記録を家計にどう生かしていくかをお話しします。


© sabine hürdler - Fotolia.com


<ステップ1>1ヵ月間の3つの支出を点検
まず、1ヵ月間の「生活費の支出」「自己投資(家族の投資)の支出」「心を豊かにする支出」をそれぞれ合計してみてください。いかがでしょう?

「思ったよりも支出が多くてびっくり!」「心を豊かにする支出が多すぎ!」という人もいるかもしれませんね。私の講座では、「コンビニでの買い物が相当多くてがくぜんとした!」という人もいましたよ。あなたはどうでしょう?

この1ヵ月、お金を使うたびに3つの仕分けを意識することで、自分の消費のくせがわかったと思います。その経験をこれから有効に活かしていきますが、その前に、大切なことがあります。

それは「クレジットで支払った金額は、必ず銀行口座に戻す。あるいは、次のお給料が入っても、その金額分は引き出さない」というルールを守ること。それだけは必ず守ってください。

クレジット決算は、未来のお金を使うこと。このルールさえ守れば、クレジットカードを使うのはOKです。ただし、利息のつく分割払いやリボ払いはやめましょう。

3つの支出の、収入に対する最適な割合というのは、人それぞれ。自由に決めていただいて結構です。

しかし、大切なのは「いかにして貯まる家計にするか」です。貯まる家計にするためには、3つの支出を小さくしなければという人も多いでしょう。自分にとって最適な支出額を見つけるための方法をお話ししますね。


<ステップ2>支出の予算立てをする
「先取り貯金」という言葉を聞いたことがありますか?
運良く余ったら貯金しようというのではなく、先に預貯金をして、残ったお金で生活をするという方法です。

先取り貯金の具体的な方法は、

(1)まず、1年で貯めたい金額(年間の目標預貯金額)を決めます。
(2)続いて、1年間の臨時支出の予算を立てます。

1年間の臨時支出というのは、帰省代、まとめて支払っている保険料、車検代の1年分などです。冠婚葬祭費や、洋服代、化粧品代も予算立てしておくとよいです。
とにかく、毎月は必要ないけれど、大きなお金が必要なものを、あらかじめ予算として差し引いて考えます。

すると、毎月自由に使えるお金は、

年間の手取り収入 − (年間貯蓄額 + 年間臨時支出の予算)÷ 12=毎月自由に使えるお金

となります。


<ステップ3>3つの支出の予算を立てる
毎月自由に使えるお金が決まったら、「生活費の支出」「自己投資(家族の投資)の支出」「心を豊かにする支出」をそれぞれいくらにするかを考えます。

それはつまり、毎月自由に使えるお金を3分割するわけですが、この時、前回チェックした、この1ヵ月の自分の消費行動を振り返り、シェイプできる分はしてしまいしょう。そして必ず、貯蓄の口座と生活費の口座は別にしてください。

あとは、予算内で生活をするくせをつけていけば、自然にお金は貯まっていきます。

買い物の前には、心の中で「3つの支出のどれに当てはまるか」を考えてくださいね。どれにも当てはまらないものは、ムダな支出です。ムダな支出を失くすことが、予算内で支出を抑えるコツです。

そして、前回のコラムでお話した「生活防衛資金」が半年~1年分貯まったら、あるいは、月々の余裕資金で、運用を始めていきます。

次回からはいよいよ資産運用のABCをお話していきます。次回は、「なぜ資産運用が必要なのか」についてです。


(岩城みずほ)
(岩城 みずほ)

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