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日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度について知っておこう

Woman.excite / 2015年9月14日 4時15分

日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度について知っておこう


© majorosl66 - Fotolia.com


子どもにケガはつきもの。どれだけ配慮していても、思いがけないところでケガをしてしまうことも珍しくありません。それは家庭内だけでなく、園や学校でも同じことです。園や学校でケガをした場合、日本スポーツ振興センターから給付金(お見舞金)が支給されるようになっています。

今回はそんな、スポーツ振興センターの取り組みについてお話ししましょう。

日本スポーツ振興センターとは
日本スポーツ振興センターは、日本における「スポーツの振興」と「児童生徒等の健康の保持増進」を図るための中核的専門機関。

2003年に設立(正確には、日本体育・学校健康センターから移行)されました。

おもな業務として、

・日本のスポーツ推進のための開発・支援業務
・国立代々木競技場、秩父宮ラグビー場及び味の素フィールド西が丘の管理、運営
・スポーツ振興くじtoto、BIGなどの販売、当せん金の払戻業務
・スポーツにまつわる各種研究

などを行っており、災害共済給付および学校安全支援業務も含まれています。

災害共済給付金制度とは
日本スポーツ振興センターが給付金を支払う制度のことを「災害共済給付金制度」と言います。簡単に言うと、子どもが園や学校の管理下でケガなどをした際に、保護者に給付金を支払う制度のことです(ただし、通っている園や学校が、災害共済給付金制度に加入していることが条件となります)。

学校の管理下というのは、次のような場合を指します。

・授業中(保育中)のこと(体育や遠足、修学旅行、大掃除などを含む)
・学校の課外指導中(部活動や林間学校なども含む)
・休憩時間、学校側が定めた特定時間中(始業前、昼休み、放課後なども)
・通常の経路、方法による通園・通学中(登下校の際)

これらに該当する時にケガをした場合、学校の管理下の元でケガをしたと判断され、災害共済給付金制度が適用されます。


園でのケガにはどんなものがある?
たとえば、以下のようなケガをした場合、災害共済給付金制度が適用される可能性があります。

・制作中にハサミで指を切った
・遠足中、虫に刺された
・外遊びの時間に遊具から転落した
・外遊び中に熱中症になった
・園内の階段で滑り、転倒した

どれも日常的に起こりうることなので、この取り組みを覚えておいて損はないでしょう。

掛け金はどのくらい加算されているの?
災害共済給付金制度は、この制度に加入している園や学校に通っている子どもすべてが対象です。掛け金は園、学校側からの毎月の引き落としに含まれており、金額は子どもの年齢によって異なります。

支払ってもらえないケースもある
なかには給付金が支払ってもらえないケースもあります。たとえば、事前に伝えている通学路ではない道を通っていて事故にあった場合や、園庭解放中のケガで親に責任がある場合などは該当しない可能性があります。

通学路については大切なことなので、小学生の子を持つママは、必ず「この道以外で帰らないように」ということを伝え、万が一のことがあった時にも対応してもらえるようにしておきましょう。

なお、万が一ケガや事故が生じた時は、学校側の指示を受け、必要書類を揃えるようになります。治療の経過を報告することも保護者側の責任になるので、園・学校側との密な連携が必要になります。

災害共済給付金の手続きをしないで済むに越したことはありませんが、ケガや事故はいつ、どこで起こるかわからないもの。この機会に、災害共済給付金について今一度確認しておきましょう。

・参考サイト
学校安全web http://www.jpnsport.go.jp/anzen/
(RUREI)

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