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子どもの英語教育に! 英語で絵本読み聞かせ 絵本紹介27「Somedey」

Woman.excite / 2015年9月13日 4時15分

子どもの英語教育に! 英語で絵本読み聞かせ 絵本紹介27「Somedey」


© naka - Fotolia.com


今回は、ママ自身におすすめの一冊『Someday』/Alison McGhee(著)、Peter H. Reynolds(イラスト)をご紹介します。

すべてのママに読んで欲しい1冊

今回ご紹介する絵本は、どちらかと言うと子ども向けというよりも、ママ向けの絵本です。表紙に描かれているのは、赤ちゃんを高々と持ち上げる母親の姿。

One day I counted your fingers and kiss each one.
(あの日、私はあなたのちっちゃな指を数えて、キスをしたのよ)

というフレーズから始まるこの絵本には、出産を経てわが子が成長していくさまが綴られています。

赤ちゃんだったわが子が、今やすっかり子どもへと成長している。出産したあの日の感動と、私がいなくては何もできなかった毎日。それがいつしか、自分でいろんなことができるようになっている――母親としての喜びと何とも言えない寂しさとが相まって、読んでいるうちに自分の育児経験を思い出し、感極まってしまう絵本です。

わが子を想う母の気持ち、そしてまた自分も想われている
ストーリーはその後、成長し、大人になっていくわが子を見守る時代についても描かれています。自分でなんでもできるようになったわが子は、自分自身で嬉しさや悲しみを経験し、心身ともにどんどん成長していきます。

やがて、育った家を出て、結婚し、出産を経て、子どももまた親になります。わが子の成長を見守りながら、自分自身も親にそうやって見守られていたことにはじめて気づくのかもしれません。「いつまでもいつまでも、あなたが大切だよ」、そんなメッセージが伝わる、母性にあふれた絵本です。


年代を問わず読んで欲しい絵本
この本の主人公は、40代頃の女性でしょうか。主人公の子どもの性別は女の子ですが、男の子のママにも、違う年代のママにも、そしてパパにも、年齢、性別を問わずすべての親におすすめの絵本です。絵本を手にした時の年代でも感じ方は違うでしょうし、同じ人でも最初に読んだ時と、5年後に読み返した時とでは、感じ方がかなり変わってくるはずです。

この『Someday』の日本語訳(邦題は『ちいさなあなたへ』)が出版された当時(2008年)の読者層は、下は10代から上は80代まで。幅広い年代に支持された結果、ベストセラーとなり、翻訳者のなかがわちひろさんのもとには、読者から多くの手紙が寄せられたそうです。

日本語訳も素晴らしいですが、ぜひ一度は原書で読んでみることをおすすめします。イラストを描いたピーター・レイノルズ氏はすばらしい表現力の持ち主で、柔らかなイラストと手描きの文字の組み合わせが、ひとつのアートとなり、感動を誘います。

大事な人への贈り物として
いつ読んでもジワジワと涙腺を刺激してくるこの絵本は、大切な人への贈り物としてもおすすめです。育児に疲れた時、子どもを叱りすぎてしまった時、自分にご褒美をあげたい時、ママ自身への読み聞かせにピッタリです。
私はいつか、とっておきの時に、娘にプレゼントしようと決めています。

これからも皆さんが、英語の絵本を読み聞かせを通じて、楽しい親子の時間を過ごせますように。
(ヨシムラサキ)

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