1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

アラフォー必見! 「機能性表示食品」の表示ルールやメリットとは

Woman.excite / 2015年9月30日 12時0分

写真

今年4月、機能性表示制度がスタートしました。名前は知っていても、「どんな食品に表示されるの?」「特定保健用食品(トクホ)との違いは?」など、イマイチよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。そこで今回はアラフォー女子なら知っておきたい、同制度の基本をまとめました。正しく理解すれば、食生活を見直すきっかけにもなり、買い物のヒントとしても役立ちます。


何がメリット? 機能性表示食品とは
一般食品は薬ではないことから、「内臓脂肪を減らします」など、具体的な機能を表示することができません。しかし今回の「機能性表示制度」の導入で、メーカーがその科学的根拠を国に提出すれば、パッケージなどに機能性を表示することが可能になりました。


これにより、たとえばこれまでは「健康な生活をサポート」など、なんとなく“体によさそう”な抽象的な表現だったものも、「目のピント調節機能をサポート」など、はっきりとその機能を示すことができるようになったのです。後者の方がぐっとわかりやすいですね。

もちろん、これまでにも機能性が表示できる例外はありました。「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」です。「機能性表示食品」はそこに新たに加わった、3つめの仲間がということになります。

トクホと機能性表示食品、何が違うの?
特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、機能性表示食品は、それぞれ次のようなものを指します。

・特定保健用食品(トクホ)…健康への効果を表示することが認められている食品。国による審査がある。

・栄養機能食品…栄養補給のために利用される食品。ビタミンやミネラルなどを基準量以上含んでいれば、とくに届け出なしで表示できる。

・機能性表示食品…事業者(メーカー)の責任で、科学的根拠に基づいた機能を表示している食品。販売前に、消費者庁に販売前に根拠となる情報(論文等)を提出する必要がある。

トクホと機能性表示食品の大きな違いは、事業者の届け出ベースなのか、国が個別に許可したものか、ということ。トクホは国のお墨付きが得られる反面、申請には多くの時間や費用がかかり、メーカーの負担も少なくありません。

その点、機能性表示食品は中小企業なども比較的参入しやすく、商品の価格がおさえられるので消費者にとってのメリットもあります。消費者庁や企業のHPには、届け出情報や試験データなどが掲載されており、メーカーの提示する科学的根拠が納得できるものかどうか、消費者自身でチェックすることもできます。


機能性表示食品が続々登場!
4月以降、機能性表示食品が続々と発売されています。パッケージには1回当たりの摂取目安量なども書かれているので、合わせてチェックしてみてください。具体的な商品をいくつかご紹介します。

■目の健康を気づかう方、血中中性脂肪が気になる方へ。
 大塚製薬「ネイチャーメイド」

大塚製薬では、サプリメントブランド「ネイチャーメイド」のうち、「ルテイン」「アスタキサンチン」「フィッシュオイルパール」の3種を9月にリニューアル発売。パッケージを刷新し、機能性表示食品として対応機能を表示しています。

左からネイチャーメイドの「ルテイン」(¥1,680/60粒、30日分目安)、「アスタキサンチン」(¥1,880/30粒、15日分目安)、「フィッシュオイルパール」(¥989/180粒、45日分目安)※価格はすべて希望小売価格・税別

左からネイチャーメイドの「ルテイン」(¥1,680/60粒、30日分目安)、「アスタキサンチン」(¥1,880/30粒、15日分目安)、「フィッシュオイルパール」(¥989/180粒、45日分目安)※価格はすべて希望小売価格・税別


「ルテイン」は、黄色い花の花びらや果実、卵黄などに多く含まれる成分で、目のコントラスト感度(色の濃さの判別力)をサポート。「アスタキサンチン」は鮭やエビに含まれる赤い色素で、目のピント調節機能をサポートすることが報告されています。


また、「フィッシュオイルパール」は、青魚に含まれるDHAやEPAというオメガ3系脂肪酸を魚本来のバランスでパール状の小粒に含有させたもの。EPAやDHAは血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。


■食事の脂肪や糖分が気になる人に「アサヒスタイルバランス」

アサヒビールからは、6月にノンアルコール飲料「アサヒスタイルバランス」3種が機能性表示食品として新発売されています。ビールテイスト清涼飲料1種とRTDテイスト清涼飲料(レモンサワーテイスト、グレープフルーツサワーテイスト)2種。ちなみにRTDとは、Ready To Drinkの略。サワーやチューハイのような、開けてそのまま飲める缶飲料等のことです。

左からアサヒスタイルバランスの「ビールテイスト」「レモンサワーテイスト」「グレープフルーツサワーテイスト」(※いずれもオープン価格/350ml)

左からアサヒスタイルバランスの「ビールテイスト」「レモンサワーテイスト」「グレープフルーツサワーテイスト」(※いずれもオープン価格/350ml)


3商品はいずれも、カロリーゼロかつ糖質ゼロ。難消化性デキストリン(食物繊維)を5g含有しています。難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える効果があることが報告されています。とくに機能性表示食品で、RTDテイスト清涼飲料として唯一受理されている2種には注目。サワーテイストのすっきりとした味わいは食事とも好相性で、女性にも人気が高いそうです。


■内臓脂肪を減らしたい人に「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」

雪印メグミルクからは、同社が保有するプロバイオティクス乳酸菌 「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」と「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」が機能性表示食品として販売されています。

左から「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」(¥105)、「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」(¥105)※価格はすべて希望小売価格・税別

左から「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」(¥105)、「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」(¥105)※価格はすべて希望小売価格・税別


「ガセリ菌SP株」は世界で初めて、ヒトの腸に長くとどまること、さらにガセリ菌SP株入りヨーグルトを用いたヒト試験により内臓脂肪を減らす機能が確認された乳酸菌。ガセリ菌SP株は胃酸に強く、長く腸にとどまるので、食べるタイミングはいつでもOK。砂糖不使用・脂肪ゼロなので、寝る前にも安心して食べられます。ちなみに内臓脂肪低減の研究データは1日1個を12週間食べた臨床試験の結果なので、内臓脂肪を減らしたいなら、毎日食べるのがおすすめです。

機能性表示食品はあくまで食品なので、薬と違ってその効果に即効性が求められるものではありませんが、バランスのよい食生活を送るための1つのヒントとして上手に活用したいですね。
(古屋江美子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください