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ほぼ日本未上映 入場無料の「UNHCR難民映画祭」で“難民問題”を考える

Woman.excite / 2015年9月26日 18時0分

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今、各メディアで頻繁に取り上げられる「難民」問題。最近では難民の子どもを蹴った女性カメラマンや、シリアの幼い男の子が浜辺にうちあげられたニュースも記憶に新しいところ。

これらのニュースを目にするたびに心が傷みます。


(c) wckiw - Fotolia.com



けれど島国である日本に住む私たちにとっては、なかなか身近に感じづらいのも、正直なところではないでしょうか。

自らアクションを起こすのは難しくても、少しだけ関心を持つことなら誰にでもできそうです。その関心の入り口として、UNHCR(国連難民問題弁務官事務所)が催しているイベントをご紹介します。

入場無料の映画祭で、肩の力を抜いて難民問題に触れてみよう
今回で10回目を迎える「UNHCR難民映画祭」は、映画というメディアを通じて、世界中で移動を強いられた人々がいること、そしてその理解を深める目的で行われているイベントです。



上映される映画は、ドキュメンタリーからドラマまで「故郷を奪われる過酷な状況のなか、それでも力強く生きていく人々」を描いた10作品。ほとんどが日本未上映です。

その中のひとつを、少しだけご紹介します。

「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」
スーダンの内戦で孤児となった、3人の子どもたち。難民キャンプで過ごし成長した3人に、あるときアメリカ定住の話が舞い込みます。3人が新天地アメリカで出会ったのが、職業紹介所に勤めるキャリー。最初はビジネスライクだったキャリーも、3人の純粋さに触れるたび、放っておけなくなります。
そんなときに起きた事件。キャリーがとった思いがけない行動とは…?






『理解したい、けれど全部はきっと理解できないだろう。彼らにとってできることもわからない』

そんなキャリーの気持ちに、思わずうなずいてしまう女性もいるかもしれません。

このほかに、内戦が続くシリア、アレッポのありのままの日常を、編集を施さずに「主観ショット」でおさめたドキュメンタリー作品も。

またセクシャルマイノリティゆえに、祖国を離れるか、それともとどまるかの選択を迫られるジャマイカの2人の物語など、今、現実に起きている問題と向き合える作品がそろっています。



身構えずに「未上映の映画を楽しむ」くらいの心持ちで、ショッピングや散策がてら、足を運んでみてはいかがでしょう。

【開催期間・会場】
東京:2015年10月2日(金)、3日(土)、10日(土)、12日(月・祝) スパイラルホール・イタリア文化会館
札幌:2015年10月24日(土)、25日(日) 札幌市時計台ホール・札幌プラザ2・5
仙台:2015年10月31日(土)、11月1日(日) せんだいメディアテーク
上映スケジュールなど、詳細はこちらをご覧ください。
※いずれも入場無料。各会場では寄付をつのっています。


・第10回 UNHCR難民映画祭
 
 
 
(コミヤ カホル)

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