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自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方(その3)

Woman.excite / 2015年10月4日 13時0分

自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方(その3)

自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方(その2)の続きです。


© alexandre zveiger - Fotolia.com


お片付け
自分の玩具や衣服をきちんと片付ける、というのは、性格ではなくて「そういう習慣が身についているかどうか」で、できるかどうかが決まります。

幼い頃から

・使った玩具はお片付けをする
・服は脱いだらたたむ
・靴は脱いだらきちんとそろえる

といったことについて、きちんとしつけられていれば、大きくなってから部屋をもらった時などに自然とお片付けをすることができるようになります。

自分の使ったものを片付けるというしつけは、幼児期に教えないともう間に合わないという性質のものではありません。小学校に入ってからでも大丈夫ですので、しっかり片付けをするというよい習慣をしつけるようにするとよいでしょう。

子どもの部屋だからといって、物を収納する空間がまったくない家はないと思います。学習机、本棚、もしかしたら子ども用の服を入れるタンスなども置いてあるかもしれません。このように、子どもに物を片付けさせるにはまず物をしまう場所を用意することが必要です。

とはいえ、あまりに細かく、あるいはあまりにたくさんの収納スペースがあっても混乱するだけです。収納とそのルールはシンプル・イズ・ベストと心得ましょう。

子どもがまだ小学校に上がっていないような幼い場合には、難しいルールを作ってもまだ無理なもの。まずは一つ大きな箱を準備し、使った物は何でもそこにしまう、というルールを作ってみましょう。ごく簡単なルールですが、それでもこの年齢の子どもにいきなり片付けをやらせようとしてもうまくいきません。まずは親が一緒になってお片付けをし、どんなふうにすればいいのかをやってみせる必要があります。

始めたばかりの頃は、子どもよりも親のほうがメインで片付けをすることになるでしょう。子どもができるのはちょっとしたお手伝い、といったところかもしれません。しかし、使った物は片付けなくちゃいけないんだ、という意識づけが大事なわけですから、最初はそれで十分です。しばらく続けているうちに、だんだんと片付けを上手にできるようになってきます。

そうすればしめたもので、小学校に上がるぐらいになるころには自分1人でほとんど片付けられるほどになるはずです。


ここで注意したいのは、「あまりしつこく片付けを要求しない」ことです。
ちょっと遊ぶたびに神経質に「片付けなさい」とやっていたのでは、子どもは片付けを嫌なことだと認識してしまいかねません。

家のスペースなどにもよるとは思いますが、最低でも1日1回、寝る前にはお片付けをする、というところから始め、慣れてきたら頻度を増やしていくようにすると良いでしょう。

幼い頃は、子どもは玩具も自分と同じく命を持っていると考えていたりするものです。それを利用すれば、寝る前のお片付けをスムースに習慣づけすることができます。「~ちゃんはおねんねの時間だから、玩具さんたちもおねんねさせましょうね」といった感じでお片付けをさせるようにするわけです。

あとは、適当でいいので「お片付けのうた」でも作って子どもといっしょに歌いつつ、用意した箱に玩具を全部入れるようにします。

真面目で几帳面な性格の親の場合少々我慢が難しいかもしれませんが、そこはぐっとこらえて「玩具はこの大きな箱に放り込めばそれでお片付け終了」というところから始めるようにしてください。

「雑然とした片付けではどうしても気になってしまう」という場合には、子どもが寝てしまってから、もう一度片付け直せば済むことです。これを子どもがまだ見ている時にやってしまうとしつけの効果がなくなってしまいますので注意してください。

また、子どもがお片付けを頑張ってお部屋が片付いた後は、きれいに片付けができたということで子どもを褒めてあげることも大切です。

子どもが小学校に行くようになれば、玩具以外にも学校で使う教科書やノートその他の道具なども毎日整理をする必要が出てきます。次の日の時間割で必要なものを揃える時に、スムーズにできるように整えておき、忘れ物がないようにするためです。そうした必要性が出てきたなら、今度は物を出したりしまったりしやすいように使いやすい収納スペースを用意する必要があります。

いずれにしても、使った物の片付けや整理をする時には、親が指示して子どもにそれをやらせるのではなく、片付け方を子どもと相談しながら進めるようなかたちを取るようにしましょう。というのも、片付け方を自分で考え、自分自身でやってみないことには、いつになっても1人で片付けができるようにはならないからです。

なるべく子ども自身に考えさせ、片付けをさせるように工夫してみて下さい。
(子育ての達人)

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