ハイリスク・ハイリターンってどういうこと?(普通のママでもできる投資 vol.8)

Woman.excite / 2015年10月19日 5時15分

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投資におけるリスクとリターンの関係は深い

前回に引き続き、リスクとリターンのお話です。
リスクというのは、私たちが日常の中でイメージする危険という意味ではなく、投資の世界では「結果が不確実であること」を意味します。

また、投資で得た収益をリターンといいます。リターンには、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。


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福山ショックで説明する2つの収益
インカムゲイン(income gain)というのは、安定的・継続的に受け取ることのできる現金収入のことをいいます。定期預金の利子や株の配当金などがこれにあたります。家賃収入もインカムゲインです。

キャピタルゲイン(capital gain)は、保有する株式などの価格が値上がりした時の収益のことです。

先日、芸能界最後の大物独身男性と言われた福山雅治さんが結婚を発表しました。多くの女性ファンがショックを受けましたが、株式市場でも、「福山ショックが株式市場を襲った!」と話題になりました。

2015年9月29日の東京市場は、8ヵ月ぶりに、終値で1万7,000円台を割り込む全面安だったというものの、結婚による影響は少なからずあったのではとみられています。

福山さんが所属する芸能事務所アミューズの株は、2015年9月29日、前日比200円安の5,110円で取引が始まりましたが、売りが殺到して一時500円安の4,810円まで急落しました。
翌日の株価は、前日の終値4,870円より310円高の5,180円に値上がりしました。

もし、あなたが、4,810円で株を買い(実際には100株単位の売買になります)、5,180円で売ることができたとしたら、一株当たり370円のキャピタルゲインを得たことになります。安く購入して、高くなった時に売却して得られる値上がり益がキャピタルゲインです。

また、売らないで、アミューズ株を保有し続けた場合、株主のあなたは、アミューズ主催のコンサートやイベント、舞台・映画・試写会などへの招待、オリジナルグッズなどが贈られる株主優待を受けられます。そして、1株あたりいくらという配当金が支払われます。これはインカムゲインですね。

このように、株を保有すると、インカムゲインとキャピタルゲインを得ることができるわけです。もちろん株価が下がれば、キャピタルゲインはマイナスになることもあります。

この2種類のリターン(収益)を合わせたものを「トータルリターン」といいます。株式は、会社の収益によってインカムゲインもキャピタルゲインも変動します。


定期預金と比べると?
定期預金の金利はインカムゲインです。定期預金は市場で売買したりはしませんので、キャピタルゲインはありません。定期預金の金利は、あらかじめ決まっているので、トータルのリターンもそれと同じで決まっていると言えます。

定期預金と株式のリターンとリスク
このように、株式は、トータルリターンもリスクも高く、定期預金は低いことがわかります。
この関係が、よく言われる「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」の原則です。

資産クラスには、このほかに「債券」というものがあります。固定金利型の債券などは、ミドルリターン・ミドルリスクに該当します。債券については、次回お話しします。

(岩城みずほ)
(岩城 みずほ)

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