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海外ではもはや当たり前、自宅で学習する「ホームスクール」が盛んな理由とは

Woman.excite / 2015年12月11日 4時15分

海外ではもはや当たり前、自宅で学習する「ホームスクール」が盛んな理由とは

海外では自宅で学習するホームスクーリングをしている家庭も少なくない

皆さんは、「ホームスクール」という言葉をご存じですか?

ホームスクールとは、学校に通わず家を拠点にして学習を行うこと。そう言うと日本では「不登校の生徒が家で学習をする」というイメージが強いですが、海外では広く普及している学習方法です。

今回は日本人にあまりなじみのない「ホームスクール」について、簡単にご紹介します。


© jolopes - Fotolia.com


ホームスクーリングが盛んな国は?
現在、ホームスクーリングがもっとも盛んな国と言えば、アメリカです。アメリカではすべての州で、法律的にもホームスクーリングが認められています。ちなみに学習カリキュラムは、州によって異なるのだとか。

さらに、アメリカ国外に住んでいても、ホームスクーリングのカリキュラムを提供している学校経由で、オンラインでカリキュラムを受講することが可能。そのため、世界中のどこに住んでいても、カリキュラムを終了すればアメリカの学校卒業資格を習得できます。

イギリスのホームスクーリングは?
古くから「家庭教師が自宅で勉強を教える」という風習があるイギリスでは、ホームスクーリング(ホームエデュケーション)については、アメリカ以上に自由な制度が完備されています。

日本やアメリカのように、ただ学校に通っているだけでは卒業資格がないイギリスでは、ホームスクーリングの国家カリキュラムは特に決められていません。親や家庭教師といった教える立場の人間がそれぞれ授業カリキュラムを作っても良いことになっています。もちろんインターネットなどで、すでにパッケージ化されたプログラムも探すことができます(無料のものも多いです)。

ただし、イギリスでは5歳から学習を始めることが義務づけられているので、ホームスクーリングを希望する生徒は「ホームスクールで学習する」という届けを提出する必要があります。


なぜ、ホームスクールで学ばせるのか?
近年は世界的にもホームスクールの需要が増えてきたと言われています。ホームスクールを行う理由はそれぞれの家庭、親によって異なりますが、学校で行われている授業の質が好ましくない、住居を構える海外の国に自国の学習カリキュラムを行っている学校が近所にないといった理由があるようです。

さらに、アメリカでは治安の悪さから子どもを外に出したくない、もしくは、宗教的な理由などからホームスクールにする家庭もあるそうです。

アメリカは学習スタイルの先進国!
アメリカではホームスクールだけではなく、地域・教員・保護者などが主体となって運営する「チャータースクール制度」という新しい教育スタイルもあります。

たとえばハワイでは、地元の子どもたちにハワイならではの文化伝統を学校で教えるチャータースクールがあったりもします。ただし、このチャータースクールもホームスクーリング同様、州によって制度が異なります。

私たち日本人にはなじみの浅いホームスクーリングですが、最近ではアメリカの高校資格を日本の自宅でも取得できるカリキュラムもあるようです。ワールドワイドに各国のカリキュラムが受講できる時代になるのは、そう遠くなさそうですね。

(徳武加奈子)

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