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出産までにいくらかかる? 出産関係のお金の相場を知りたい!(2015~2016年度版 妊娠・出産のお金特集 Vol.3)

Woman.excite / 2015年12月14日 4時15分

出産までにいくらかかる? 出産関係のお金の相場を知りたい!(2015~2016年度版 妊娠・出産のお金特集 Vol.3)

「妊娠・出産でもらえるお金、基本ポイント」では、制度を利用するための基本を押さえた。では、出産する時、実際にかかるお金はいくら? どんな時にかかる?
引き続き、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんにお話を伺いました。


© lilo - Fotolia.com


妊婦健診費は公費助成が拡充中 最新情報を要チェック!
妊娠は病気ではないので、経過が順調であれば、健康保険が使えない。妊娠期間を通じて、15~16程度の妊婦健診を受ける必要があるが、この費用も健康保険の適用外。1回あたり3,000円~5,000円、検査が多い時では1万円を超える額となることもあるので、負担感が強かったが、近年、この健診費用の助成は拡充傾向にあり、現在はすべての自治体で14回以上の助成を行っている。中には、無制限で助成する自治体も出て来ている。

一般的な助成の方法は、「妊婦健診受診票(券)」と呼ばれるものに助成の対象となるものが明記され、記載のない検査をする場合にはその分の費用を払うというもの。ただし、自治体によって体制はまちまちで、窓口ではいったん全額を払い、手続きをすれば産後に助成分が戻ってくるケースや、一定額までは無料とするケースなどもある。自治体によって助成の内容は違うので、自分が住んでいる地域の最新の情報をチェックしておこう。

 


★出産までに健診に行った回数:平均14.04回

 


分娩・入院費の相場
主な内訳は分娩費と入院費のほかに、差額ベッド料、検査や処置料、投薬料、新生児管理料、おむつやミルクの費用、文書料などがかかる。これらを総括すると、平均で40万円前後のまとまった金額が必要という結果に。経過が順調であれば、健康保険は適用されないが、多くの場合、加入している健康保険から出産育児一時金として基本額42万円が給付される。

最近では、事前に手続きをしておくことで、出産育児一時金を医療機関が直接受け取る制度が基本のため、多額な分娩・入院費を一時的に立て替える必要もなくなっている。ただし、産院によっては、平均額を大きく上回る分娩・入院費が必要なところもあるので、自分のニーズ、予算に合った産院を選ぶことが大切だ。 

 


★分娩・入院費用:トータル 平均42万744円

 


マタニティ用品の相場
着用する時期は短いのに、意外と値が張り、割高感があるのがマタニティウェア。普段のファッションに合わせて、「ウエスト回りだけ調整できるマタニティパンツを選んだ」「部屋着はパパの服を代用した」という声も。もちろん「産後も使えそうなものを選ぶ」という視点は大切だが、妊娠期限定で必要な肌着などもあり、節約は、安全・衛生・健康管理を考慮した上で考えたいもの。

初産のママの多くが経験するのが、「ベビー用品」の無駄買い。まずは、おむつ、肌着、授乳関連用品など、赤ちゃんが生後1~2ヵ月を過ごすのに必要なものと、寝具や赤ちゃんの移動手段(チャイルドシート・抱っこひも)をセレクトしておけば充分なのでは? あとは産後に、「赤ちゃんの成長に合わせて買い足していく」くらいの気持ちで大丈夫。

 


★出産準備用品:トータル 約9万6,650円

 



出産内祝いの相場
親族や友達などから贈られる「出産祝い」。最近は現金や商品券なども増えているそう。何かとお金がかかる出産直後には、ありがたい臨時収入(!?)だが、お返し=「内祝い」は忘れずに! お返しの金額の目安は、もらった金額の3分の1~2分の1程度。ちなみに、出産祝いでもらった平均額は約33万4,000円となっており、これは内祝いに使った平均額の3倍になることから、「お返しの額の目安は、もらった金額の3分の1~2分の1」というのは信ぴょう性が高そうだ。

内祝いは、もらってから3週間~1ヵ月以内を目処にお返ししたいもの。職場の同僚がお金を出し合って送ってくれたお祝いに対しては、相当の人数で分けられるお菓子などをお礼にしては? 

 


★内祝いにかけた金額:平均 約9万8,200円

 


次回は、産休中の生活をサポートする、出産手当金について整理します。

(記事中の「★」のついたデータはいずれも『赤ちゃんができたら考えるお金の本(2016年度新制度対応版)』より抜粋)




<参考図書>
妊娠・出産・育児で「かかる&もらえるお金」の、詳しい内容がすぐわかる!
赤ちゃんができたら考えるお金の本(2016年度新制度対応版)
定価:本体648円(税別)

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