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大切な写真データをもうなくさない 確実なバックアップ方法(ママのための写真術6)

Woman.excite / 2015年12月21日 4時15分

大切な写真データをもうなくさない 確実なバックアップ方法(ママのための写真術6)

子どもとの思い出が詰まった大切な写真、なくさないためにはどのようにバックアップしておくのがよいのか

子どもが成長するにつれ、出てくる悩みがあります。それは、撮りためた写真データがPCの容量を圧迫すること。子どもとの思い出が詰まった大切な写真ですから、容量が足らなくなってきたからと言って削除するわけにはいきません。どうしても外部メディアへのバックアップが必要になっていきますね。

そこで今回は、大切な写真データをどうすれば確実に残していけるか、データのバックアップ方法についてお伝えします。


© utoi - Fotolia.com


基本中の基本 まずは撮ったらPCに保存するクセをつける
バックアップについて触れる前に、まずは撮った写真はカメラに入れっぱなしにせず、すぐPCに保存するクセをつけましょう。そこからパソコン内のデータをCD-Rやブルーレイ、SSDやHDDなどの記録メディアに定期的にコピーして、パソコン本体が突然壊れてもすぐに復旧できるようにしておくという流れを作ります。

念には念を、なくしたくない写真は三重以上のバックアップが鉄則
赤ちゃんの頃からの子どもの写真を将来子供や孫と一緒に懐かしむためにも、バックアップして大切に残したいものです。

バックアップを幾重にもかけておくのは、データ保存の鉄則と言えます。たとえば、大企業は東京と大阪などデータセンターを複数に分けているところが多いもの。レコード会社もマスターをコピーしたものを2ヵ所に分けて保存しているそうです。それらを踏まえて、バックアップの方法を確認していきましょう。


その1.短期間であれば、PCとメモリカードに二重保存
通常、PCに写真データを保存したら、メモリカード内のデータは削除したり、一旦メモリカード自体を初期化したりしますが、バックアップのためのまとまった時間が取れない時は、メモリカード内のデータはそのままにしておきましょう。そうすれば当面の間はPCとメモリカードに二重になって写真データが保存されます。この方法は、ごく短期のバックアップとして有効です。

その2.外付けHDD(ハードディスクドライブ)に保存する
頻繁に写真を閲覧して編集をしたい方は、外付けHDDに丸ごとバックアップするのがおすすめ。外付けHDDは大容量でも比較的安価に入手できます。
ですが、経年劣化があることや故障するおそれは否めません。そのため、永続的に残したい場合は2~3年を目安にHDDを買い換え、データを入れ直していくのが理想です。

その3.光学メディア(DVD、ブルーレイなど)に保存
DVDやBD(ブルーレイ)などのディスクは、正しく保管できれば10年~30年もつと言われています。長期保管のためには、直射日光などの強い光、高温多湿、傷や汚れやホコリに気をつけましょう。特にブルーレイディスクは構造上、耐圧強度が弱いため、不織布ケースではなく専用の薄いハードケースに保存し、立てて収納を。また、安いメーカーのものだと10年もたないこともあるので、信頼できるメーカーのものを選びましょう。


その4.クラウドに保存する
そして、最後はGoogleフォトやiCloudなどのクラウド上に残しておくことが大切です。クラウド上にデータが置いてあれば、自分のPCが故障してもデータが壊れることがないですし、HDDやDVDRなどの記録メディアを用意せずとも、ネット環境があればどこからでも見ることができます。
ただ、これも永続的に保存されるという保証はなく、セキュリティーの絶対的保証もありません。そのため、長期保存を目的にするよりも「どこからでも見られるアルバム」や「データの受け渡し」、もしくは「家族間や友人間の共有データ用」と考えるのがよいでしょう。

そのほか、番外編として「フォトブックにする」というのもひとつの手です。今は手軽に思い出の写真をフォトブックにできます。アルバムよりもかさばらず、、同じものを遠くの家族にプレゼントすることもできます。複数の写真を漫画のコマ割りのようにスクラップアプリで1枚にするといったひと手間を加えると、より楽しくなりますよ。

メディアとコネクタの移り変わりにも注意
最後にちょっとした注意点を。外部メディアは移り変わりが大きいものです。その昔はフロッピーディスクやMOディスクが主流でしたが、現在はDVDやブルーレイが主流です。今やフロッピーディスクは読み取りできる機械がほとんどなく、データを見ることもできません。このように今後も新しいものに変わっていく可能性が多いにあるため、定期的に最新メディアにバックアップしていくことが大切です。

コネクタについても同じことが言えます。現在主流のUSBも、将来データを取り出したいその時にまだ使えるかわかりません。完全に移行するその前に、別のメディアや新しいHDDまたはSSDにコピーしておいたほうがよいでしょう。

バックアップはデータの保険。「できれば2種類以上に分けて、数年で見直そう」というのは医療保険などと一緒です。保存のためのひと手間を習慣にして、大切に残していきましょう。

(森山亜美香)

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