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赤ちゃんがおもちゃを取ろうとし始めたら、見守ってあげましょう(前編)

Woman.excite / 2016年1月23日 13時0分

赤ちゃんがおもちゃを取ろうとし始めたら、見守ってあげましょう(前編)

赤ちゃんがおもちゃや近くにあるものに手を伸ばし始めたら、それは赤ちゃんの脳を訓練する絶好のチャンス

生後4ヵ月ぐらいになると、赤ちゃんは周囲のいろんなものに興味を示し始め、近くにあるおもちゃやおもしろそうなものに手を伸ばし始めます。これは、赤ちゃんの脳を訓練する絶好のチャンスです。どんなふうに対応したらいいのかをチェックしてみましょう。


© runzelkorn - Fotolia.com


おもちゃに手を伸ばして触る行為は、赤ちゃんにとってはハイレベルなこと
おもちゃで遊ぶこともさることながら、この時期の赤ちゃんにとってはおもちゃを取るために手を伸ばすことそのものが脳の訓練になります。おもちゃに手を伸ばしてそれに触るというのは、大人が考えるよりも赤ちゃんにとってはずっと難しいことなのです。

離れたところのおもちゃを取るためには、まず自分の目でおもちゃがある場所を見た上で、そちらの方向に自分の手を動かさねばなりません。しかも、このような情報処理と制御を逐次行いながら目と手を連動させなければならないのですから、かなり高度なことをしようとしているわけです。「おもちゃに手を伸ばしてつかむ」という行為は、そこに何かに興味を持つという意欲が合わさって始まる行動なのです。

おもちゃに手を伸ばすことそのものが訓練になる
ですから、いきなりおもちゃをしっかり取ることはできず、最初は遠くに手を伸ばしすぎたり、方向を間違えて手がずれてしまったりすることもあるでしょう。しかし、そこで周囲の大人が手を伸ばしてしまっては意味がありません。赤ちゃんは脳を訓練するための絶好の試行錯誤の機会を得たのですから、それを取り上げないようにしましょう。

おもちゃを取るというのは簡単な行為に思えますから、周囲の大人からすればじれったくなったり、かわいそうに感じたりして、つい手を貸してしまいがちです。しかし、赤ちゃんは初めて反射ではなく、大脳で制御して行動をしようとしているのです。ここはじっと我慢して見守ってあげましょう。


赤ちゃんがおもちゃに興味を示しだしたら、ベッドの上に紐を渡して、つかみやすそうなものを紐や糸で吊ってあげてもいいでしょう。これは特におもちゃでなくても、安全なものなら日用品でも構いません。赤ちゃんのベッドの周囲、危険のない手の届く範囲に置いてあげてもいいでしょう。

そんなふうにしておもちゃにうまく触れるようになっても、この時期の赤ちゃんはまだ握りしめることができません。しかし、赤ちゃんは手をおもちゃにくっつけて引き寄せるような仕草をしながらも、おもちゃに触れたということで、だいぶ満足してご機嫌になっています。そうしたら、お母さんや周りの大人は声をかけて褒めてあげてください。

赤ちゃんはますますおもちゃに興味を持ち、手を使って自発的に脳の訓練をしてくれることでしょう。

後編に続く>

(子育ての達人)

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