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「食費」は節約すべき費目でない!(子育て中でも1,000万円貯める特集 Vol.3)

Woman.excite / 2016年1月20日 4時15分

「食費」は節約すべき費目でない!(子育て中でも1,000万円貯める特集 Vol.3)

お金を貯めようと思ったら、まず食費を節約することを考えてしまうけども、「毎月、食費を記録してもそんなに差は出ない」とのこと。だったら、どうしたらいいの!?

「貯め癖」がつく家計管理5つのルール
家計簿って、やっぱりつけたほうがいいの? の続きです。

お金を貯めようと思ったら、まず食費を節約することを考えてしまうけども、「毎月、食費を記録してもそんなに差は出ない」とのこと。だったら、どうしたらいいの!? 3児の母でありファイナンシャルプランナーであり、さらにベテラン主婦でもある、畠中雅子さんに伺いました。


© denebola_h - Fotolia.com


食費は節約すべき費目ではない!
お金を貯めよう!と思うと、まずは食費や水光熱費の節約が思い浮かぶが、畠中さんいわく「食費は『節約しやすい費目』だけど、『節約すべき費目』ではないんです」と。
だったら、どこを節約すればいいの?

最近の家庭で節約すべき項目として多いパターンは、通信費ですね。通信費は、高くても当たり前。通信費のかわりに『食費を削ろう』と考える、その感覚がちょっとズレているということを知って欲しいですね」(畠中さん)。

たしかに、「食」は生きていく上での基本。とりわけ子育てをしている世代にとって、食費は家族の健康を支える大切なもの。「食費は節約しやすいかもしれないけれど、節約すべき費目でない!」ということは、ぜひ覚えておきたい。

「家計の適正割合」という考え方
「では、通信費はいくらだったら良いの?」と、思うかもしれない。そこで出てくるのが「適正割合」という考え方。収入に対しての適正な割合は、以下のグラフの通りとなる。

家計の適正割合グラフ

「家計診断をすると、通信費と子ども費の割合が超えている家庭が多いですね。通信費は携帯電話代やプロバイダー料金も含むので6~7%におさめにくいですが、例えば収入が25万円なら、7%は1万7500円です。また、小学生までの子ども費は、10~12%程度に抑えなければ貯金が難しくなります」(畠中さん)。


目標予算を立ててみよう!
「お金の流れを掴み」、「適正割合」と照らし合わせてみたら、いよいよ、予算を抑えたい費目を1つ~2つ選んでみる。それが、攻略すべき「あなたの家計の弱点」だ。言い換えれば、ねらうべき「節約ポイント」となる。

家計の弱点が見えてきたら、その費目の(3ヵ月の)平均額の8掛けを計算してみましょう。それが、目標予算です」(畠中さん)。

たとえば、現在の通信費が28,000円ならば、目標予算は22,400円となる。「ただし、洋服代だけは半年単位で予算を立てておくと、月の変動に一喜一憂せず、寛大な気持ちでいられます」(畠中さん)。こうして目標予算を決め、その範囲内で暮らすことを心がければ、浮いたお金は貯金に回すことができる。

貯金を頑張りすぎるのも考えもの
「よっしゃ! 頑張るぞ!!」と思った、そこのアナタ。ここで畠中さんから大切なメッセージが。「貯金を頑張りすぎるのも考えものです。家計診断をしていると、時々、『貯金燃え尽き症候群』の方をお見かけします。急激に貯金を頑張りすぎると、目標を達成した後や、出費がかさむ時期になると、『もういいや!』と、いきなりモチベーションが下がってしまう原因に。そうならないためには、収入の1~2割を貯金に取り分けられたら、あとは好きに使ってOK。貯金は長くコツコツと続けていくことが、いちばん効果的ということを忘れないで欲しいですね」。

<Vol.4(最終回)へ続く>

「家計管理について、もっと詳しく知りたい!」と思った人は、

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(楢戸ひかる)

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