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赤ちゃんの生育のためには、低層階に住むほうがいい?(前編)

Woman.excite / 2016年2月3日 13時0分

赤ちゃんの生育のためには、低層階に住むほうがいい?(前編)

高層階に住むことが赤ちゃんにとってハンデとなることがある!?

赤ちゃんはまさに体のいろいろな部分を成長させていっているわけですが、体だけではなく脳の神経回路もまた成長させていっています。そのためにはどんな住まいに住むといいかをチェックしてみましょう。


© naka - Fotolia.com


高層階に住むことが赤ちゃんにとってハンデとなる!?
赤ちゃんが健やかに生育するためには、庭があって赤ちゃんを遊ばせることができるような一戸建ての住宅が望ましいのですが、現代日本の、特に都市部に住む子育て世代の若い夫婦にとって、それは無理な相談なのかもしれません。庭付きの一戸建てどころか、マンションやアパート住まい、という方が多いのが現実ではないでしょうか。

マンションやアパートに住みながら赤ちゃんを育てる場合、できるなら1階~2階といった低層階の部屋を選ぶようにしたほうが、赤ちゃんの生育にいい影響があります。

マンションやアパートの低層階というと、車などが通行するときの音や振動、近くの家からの騒音、子どもが遊び回る声などが入ってきて少々騒がしく、煩わしく感じることもあるものですが、一方で赤ちゃんを外に連れ出す際におっくうにならない、という大きな利点が得られます。

実際のところ調査してみると、マンションやアパートの高い階層に住んでいるご家庭では、赤ちゃんを外で散歩させる回数が少なくなることがわかっています。1階~2階に住んでいるご家庭に比べて4割程度になるというのです。

これはエレベーターの有無に関わりませんので、高い階層に住んでしまうと、それだけ下まで降りていくのが面倒に感じるようになるのだと思われます。
この点だけで考えると、マンションやアパートの高層階に住んでいる赤ちゃんはそれだけでハンデを背負ってしまうことになると言えるでしょう。(高層階でも頻繁に散歩などしているご家庭は問題ありません)。


赤ちゃんを散歩させたほうがよい理由
赤ちゃんを屋外に連れ出すようにしたほうがいい理由としては、赤ちゃんには酸素がたくさん必要である、ということがあげられます。

家の中の空気に含まれている酸素は、どれだけ注意していたとしても外の空気よりも濃度が下がってきます。また、酸素の濃度が低いだけでなく、室内の空気はどうしても汚れます。空気が汚れる理由としては、赤ちゃん本人をはじめとする家族が呼吸することで二酸化炭素濃度が上がることや、ハウスダストが発生することです。

赤ちゃんは毎日ものすごいスピードで成長していて、特に脳の神経回路を作るためには大人よりも酸素をたくさん必要とします。体重比で見ると3割以上多く必要になるという研究もあるぐらいです。このため、空気が汚れていて酸素濃度の低い室内にずっといることは、赤ちゃんの脳の発達にとって望ましいとは言えません。

赤ちゃんを連れて外に出れば、赤ちゃんは脳の生育に必要な酸素を存分に取り入れることができるようになります。外で散歩をする際には車の排気ガスが多い道路などはなるべく避けて、木々が多く空気のきれいな公園などを利用するとよいでしょう。

また、時には郊外に出て森林浴をしてみてもいいでしょう。森林では木々が光合成によって酸素を作り出すため、きれいで酸素の豊富な空気を取り入れることができるからです。

酸素という面以外にも、赤ちゃんは外気にさらされることで皮膚や粘膜を強くすることができます。そうやって、季節の移ろいによる環境の変化に耐える力を付けていくことになりますし、一方で風邪などの病原菌に対する抵抗力を身につけることができるのです。

さらに、部屋の中で代わり映えのしない光景を見ているよりも、外に出てさまざまな刺激を受ければ赤ちゃんの脳を生育するためのいい刺激になります。

こうした点を考えて、マンションやアパートの上の階に住んでいる方は意識的に赤ちゃんを外に連れ出すように心がけるとよいでしょう。

後編に続く>

(子育ての達人)

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