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「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~前編」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.20 

Woman.excite / 2016年2月5日 10時0分

「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~前編」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.20 


みなさん、こんにちは。
おかっぱちゃんです。

突然ですが、育児中のみなさん、お仕事ってどうされていますか?

私の場合でいうと、産前産後、一度もまとまった休みをとらずにここまでやってきた。

それがよいのか、悪いのはさておき、うちの場合は共働き。夫は外で汗水たらして、がむしゃらに働いている。

ここで夫の仕事を紹介すると、彼は大学卒業後ずっと、小さな銀行の営業でサラリーマンとして働いてきた。

わたしのイラストレーターの仕事と比較するとずっと安定しているし、世間からの信用と言ったらすごいもの。銀行員とイラストレーター。完全に庭が違う。

友達に夫を紹介すると、どうやって知り合ったのか?とよく聞かれる。




もともと高校の同級生だった彼は、学生時代からの親友だった。
親友から夫婦になるとは誰も予想していなかったことだけれど、あらゆるチョメチョメ(笑)を介し、10年という親友関係を逸脱し、わたしたちは夫婦になった。


「結婚するならワイルドな人が良い」そう思い込んでいたわたしは、これまでヒッピーのような容姿の“難あり男子”とばかり恋愛をしては失敗してきた。

男運のなかったわたしにとって、こうして真面目で、優しい彼と結婚できたことは奇跡といってもいい。当時わたしは生涯を共にする人が、こんな身近にいたなんてびっくりしたものだ。

話は戻るが、わたしの仕事は自宅でもできてしまうので、基本わたしが育児と仕事を両立せざるおえない。

しかし、これがなかなか難しい。
平日は仕事で夫は夜まで帰って来ない。
わたしは締め切りに追われ、授乳しながら筆を走らせる日々…。

「あぁ、もっと余裕をもって育児に向き合いたいものだなぁ。でも仕事のキャリアを失いたくはないし…」と、この生活に憤りを感じ始めていた。




そんな中、息子が産まれて2カ月が経った夜のこと。
夫がいつもにも増して疲れてた表情で家に帰って来た。

普段ならドアを開けるなり、息子を抱き上げ、お決まりの赤ちゃん言葉で「ただいま~かえりまちたよ~」と笑顔を見せるのに、今日は息子の顔を見てもニコリともしないのである。

心配した私は、あまりにも元気がない夫に「どうしたの?」と聞くと、どうやらこの春人事異動があってから、仕事量が増え、人手不足でかなりつらい状況だと言う。

真面目で、忍耐強さが売りの夫が、珍しくまいっている。こんなこと今までなかった。

息子が産まれる直前に、今の部署になってから忙しいと話は聞いていたけれど、まさかここまで疲れきってしまうとは。忙しさから心を無くしているように見えた。

大学卒業後、あまり興味の持てない金融の仕事を、真面目に7年も勤めてきた彼が初めて愚痴をこぼした夜だった。

思い返すと、わたしは毎日仕事と育児に追われ、自分のことばかり話して、不満をぶつけ、夫の変化に気付かずにいた。夫がSOSを出す前に、なんでもっと気にかけてあげられなかったのだろう。

わたしは好きな仕事をしている一方、夫は仕事を楽しんでいるのだろうか。つらい事ばかりではないのか? 話を聞いて「面白そうな職場だねえ」と言ってあげられたことは一度もない。

人生の楽しみ方は、いろんなところに転がっているはず。
仕事もひとつではない。意志さえ強く持てば、選ぶ権利あるはずだ。
人生のほとんどを締める仕事の時間を夫にも、もっと楽しんでもらいたい。

小さな息子を抱きながら、わたしは夫にこう言った。

「会社、辞めておいでよ」。



つづく~


おかっぱちゃんの夫の仕事はどうなる? 乞うご期待!
次回は「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~後編」をお届けします。

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