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フランスのママに学ぶ、「働くママが抱える罪悪感」とのつきあい方

Woman.excite / 2016年2月8日 4時15分

フランスのママに学ぶ、「働くママが抱える罪悪感」とのつきあい方

フランスのママは罪悪感をプラスに転じるように考えています


© pathdoc - Fotolia.com


子どもを預けて働いていると、独身のときには感じることはなかった罪悪感に悩まされることもあるでしょう。毎日頑張っている。それなのに褒められるどころか、責められているような感覚に陥る。そのせいで仕事のモチベーションだって下がってしまう。それはフランスのママも同じ。でも、フランスのママは罪悪感をプラスに転じるように考えています。

子どもに「あとでね」とばかりいってしまう。「時間をかけられていない」ことへの罪悪感
日本では「母親は自分の自由を犠牲にしてでも子どもにつきっきりになることが良いことだ」とされています。そのため罪悪感に苛(さいな)まれる人が多いです。しかし、一緒に居ないことは、本当に子どもにとって不利なことなのでしょうか?

そんな問いに、働くフランスのママの多くはこう答えます。
「生き生きと働いているところを見せるのがいいと思うわ。私が子どものお手本なのよ」

もちろん、フランスのママの中にも、日本人と同じように罪悪感に悩んできたママは多いです。子どもと一緒に居てあげたいという気持ちの葛藤はあるけれど、フランスでは経済的な理由で働かなくてはいけないケースが多いもの。そのため、どちらか一方を選択する自由もなく、頑張っている人もたくさんいます。
それでも、「女性でもこんなに立派に働ける」「生きがいがある人生は楽しい」。フランスのママは、働く自分の姿を子どもに見せることで、子どもたちが自分の将来をイメージしていけると考えているのです。

日本でも昔から「子どもは親の背中を見て育つ」と言われています。だから、フランスのママの言う通り、働いているママの姿自体が子どもにとっては学ぶことにつながるのかもしれませんね。

「やりたいことをやるのは自分のわがままではないのか」という罪悪感
「好きだからって理由で、子どもを置いて仕事するのって、ただのわがまま?」
「仕事をして家を空けている上に、息抜きに行っていいの?」

そんな悩みにもフランスのママたちはこう言うでしょう。
「子どもも大切だけど、一番大切なのはあなた自身よ」

やりたいことをやらないと精神的に良くないし、ママがイライラしていたら子どもにも悪い影響が出てしまいます。ムリして長時間子どもと居たあげく、「私はこんなに自分を犠牲にして、あなたたちに尽くしているのに!」と思ってしまうよりも、自分もやりたいことをやる。そして、心が安定した状態でいる。このほうが子どもにもきっといい影響を与えられるでしょう。


仕事に時間をかけられない罪悪感
仕事へのタイムシェアが浸透しているフランスでは、罪悪感を抱かなくとも良い社会が出来上がっています。

しかし、いま現在、日本でも国を挙げて働く女性の就業環境を改善しているところです。日本でも最近は働くママに配慮したシステムがある会社も増えてきました。でも、まだまだのところが多いのも現状です。大切なのはこれを期に、我慢せずに話し合ったり、声を上げたりしていくことではないでしょうか。現在のフランスの労働環境は、そうやってママたちが頑張ってできた結果だと言えます。

仕事にかけられる時間が限られているのであればむしろ、仕事への積極性を重視し、「短時間」で成果を出すことに集中する。子どもの病気などで休まなくてはいけないという負い目を糧に、「仕事の質」にこだわる。負い目を挽回するぐらいの気持ちで仕事に取り組む。周りには感謝の気持ちを言葉にしていく。そういった心がけを持つことで、自分への自信にも信頼にもつながっていくのではないでしょうか。

(Ulala<フォークラス>)

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