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「ごめんね」は子どもを不安にする ポジティブになれる言葉の使い方

Woman.excite / 2016年2月9日 4時15分

「ごめんね」は子どもを不安にする ポジティブになれる言葉の使い方

子どもに対して「ごめんね」を発する数が多いと、それは反対にマイナスエネルギーになって子どもが不幸を感じたり、周りの人に罪悪感を覚えさせてしまったりする


© kukumalu - Fotolia.com


いつも子どもに「ごめんね」という言葉ばかり言っていませんか? 子どもとずっと一緒に居てあげられないのがかわいそう。だからつい謝ってしまうのもよくわかります。でも、その言葉が本当に子どものためになっているのかというと、実はそうではないかもしれません。

「ごめんね」はかえって子どもを不安にする
私の住むフランスの耳鼻科の待合室に張り紙がありました。そこにはこういったことが書かれていました。

「診察室から出てくるお子さんに『嫌だったね』『(嫌な思いをさせて)ごめんね』という方がいます。これだと病気を良くする治療をしているのに、こちらが悪いことをしているようで悲しくなります。ぜひ『がんばったね』『はやく良くなろうね』と声かけをしてください」

これを見て「たしかにそのほうがいい!」と、うなずいてしまいました。周りに迷惑をかける行為をした場合は謝るのが普通です。それがキチンと守られている日本は礼儀正しくて、規律が整っていて、フランスを始めとする欧米に比べると、本当に過ごしていて気持ちいいと思えることが多いです。

でも、子どもに対して「ごめんね」を発する数が多いと、それは反対にマイナスエネルギーになって子どもが不幸を感じたり、周りの人に罪悪感を覚えさせてしまったりすることだってあるのではないでしょうか?

「自分はママといられないから不幸なんだ」
「保育園に居ることは、あまり良くないことなんだ」

自分がよかれと思って発している、子どもに向けての「ごめんね」なのに、子どもはそんなふうに受け取ってしまうとしたら、どうですか?


ポジティブな声がけで空気を変える
子どもを自立させることを教育目標にしているフランスでは、子どもに「ごめんね」という言葉をかけることが、かなり少ないことに気づきます。そのかわり、子どもにも周りにも、ポジティブな言葉かけをしていることが多いです。その姿は、子どもについて話しているときにもよく表れています。

「これをやろうと思ったら、息子が張り切ってやってくれたわ。うちの子、そういうの得意だから、楽しんでやってくれるの」

こういった発言は慣れていないと、子どもの自慢話をしているように聞こえてしまいます。でも実は、この会話と同じことを子どもたちにも言っていて、子どもにとってはそれが自信につながっています。おまけに第3者までもが、子どもに「ママから聞いたのだけど、◯◯が得意なんだってね」と繰り返すことで、子どもの「自信」がさらに「確信」にも変わっていくのです。

他人を巻き込んで子どもに声かけをすることまではできないかもしれませんが、自分からわが子への声かけを変えることはできるはずです。 「ごめんね」を言うかわりに
「保育園が楽しくてよかったね」
「仕事で忙しくて遅くなっても、ちゃんと好きなこと見つけて楽しんでくれているから、ママ助かるわ」
と言ってみるのはどうでしょうか?

保育園の先生や職場の人たちにも「申し訳ありません」や「ごめんなさい」ではなく、「ありがとうございます」「助かります」という言葉に変えてみるのもいいかもしれません。

プラスエネルギーの出る言葉を発し続けることで周りの空気も変わり、いろんなことがスムーズに回るようになっていくかもしれませんよ。

(Ulala<フォークラス>)

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