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愛と官能が、身も心も熱く燃えたたせる! 至高の恋愛映画 3選

Woman.excite / 2016年2月20日 10時0分

愛と官能が、身も心も熱く燃えたたせる! 至高の恋愛映画 3選

寒い日々が続き、ついつい消極的になっていませんか? アクティブに動くことが億劫になるとなんとなく体が固くなって、気持ちも停滞したり、お肌も心も乾燥してしまいがち。どんな美人でも表情がとぼしく、カサカサしていては魅力半減! 心に栄養を、それもとびっきりのカンフル剤を与えて、心身に浴びる感動のシャワーでうるおいを甦らせましょう。


© Andrey Kiselev - Fotolia.com


愛と官能に効く特効薬の映画を3本ご紹介します。ドキドキとワクワクで、今まで自分でも気づいていなかった「うるおいスポット」を刺激されるかもしれませんよ。

「レッド・バイオリン」の
波乱に満ちた運命に心がヒリヒリする

▼「レッド・バイオリン」
監督:フランソワ・ジラール
出演:サミュエル・L・ジャクソン, グレタ・スカッキ, ジェイソン・フレミング



1681年にイタリアの名工ブソッティ(カルロ・チェッキ)が製作したレッド・バイオリンという名器がたどる歴史と、それが出品されるモントリオールのオークション会場の現代が交互に描かれます。

生まれてくる息子のために心血を注いで作ったのに、出産時に、妻子は亡くなってしまいます。なぜ赤いのか? 誕生からして秘密めいたレッド・バイオリンが数奇な運命に操られ、伝説の名器に魅せられた人々は翻弄されていきます。

オーストリアの修道院に併設された孤児院で、神童のテクニックを持つ少年が見出され、この楽器でウィーンの宮殿でのオーディションを受けたり、海を越えて英国のバイオリニスト・作曲家のポープ(ジェイソン・フレミング)の手に渡り、彼が演奏しながら恋人と愛し合い、「君の美しさが僕の奥から音楽を呼び起こす」と霊感を受けたり、文化大革命時の中国では、「西洋主義、打倒!」と、無残にも紅衛兵に焼かれてしまったり…。

オークションには、修道層が電話で参加するほか、ポープ財団の学芸員、著名なバイオリニスト、中国人夫婦、鑑定士モリッツ(サミュエル・ジャクソン)らが参加。「これに出会えるとは! まさに究極の芸術品だ。“科学と美”の完全なる結婚が生み出した傑作」と感嘆するモリッツは、DNAテストなど現代の修復技術も駆使して挑みますが…。4世紀にわたって描かれる美しく壮大なミステリーロマン。熱いドキドキが止まりません。

「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」
ほどの恋愛を他に知らない

▼「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」
監督:マドンナ
出演:アビー・コーニッシュ, アンドレア・ライズブロー, ジェームズ・ダーシー



1936年、アメリカ人で40歳のウォリスは、ロンドンの友人宅のパーティーで出会った英国王エドワード8世と恋に落ち、再婚した夫がいる身で、パリや南仏でも逢瀬を重ねます。

ことあるごとにサプライズで宝石を贈られ、王の誕生パーティーでは「恋ゆえに世界が失われても、誕生日おめでとう」というカードと、逆にプレゼントまで。そのサインは常に、WE(ウォリスとエドワード)でした。翌年、彼は王位を捨てて彼女と結婚。二人はウィンザー公夫妻となりますが、この恋は“20世紀最大のスキャンダル”と呼ばれました。

この実話をもとにマドンナが映画化。オークション会社サザビーを結婚退社し、子作りに励みたいのに、医師の夫はかまってくれないウォリー(アビー・コーニッシュ)という現代女性が、ウィンザー公夫妻の遺品が展示された元職場のオークション会場で、故人であるはずのウォリスと出会います。めくるめく幻想の中でウォリスと交わっていくサイドストーリーが交互に描かれるのは、歴史的なヒロインを身近に感じてほしいと願う、マドンナの粋なはからいでしょう。

英国王室を震撼させたロイヤル・スキャンダルに、“ヤンキーの売女”とまで呼ばれたウォリス。夫とうまくいかず「ウォリスは全世界を敵に回しても逃げなかった。なぜ?」と悩むウォリーの前に、突然ウォリスが現れます。「私、美しいと言われたことないの。女性が最大限に利用するのが“魅力”よ。私の武器は着こなしだった」と語り始めて…。

時に実写フィルムが混じるのですが、実際のウォリスの装いは、個性的ながらエレガントの一言。エドワード(ジェームズ・ダーシー)の視線は常に彼女に釘づけでした。アメリカ人らしく自分の意見を自由に言い、ウイットに富み、もの真似やダンスが得意なところも彼を虜にしたとか。ウォリスの美意識が体現された、インテリア小物や宝飾品が並ぶオークション会場のシーンはため息もの。“美意識のレッスン”にもなる映画です。

「真珠の耳飾りの少女」の
笑わない禁欲的な佇まいがエロティックすぎる

▼「真珠の耳飾りの少女」
監督:ピーター・ウェーバー
出演:スカーレット・ヨハンソン, コリン・ファース, キリアン・マーフィ



1665年、オランダの画家・フェルメール(コリン・ファース)の家で、メイド見習いとして働き始めた少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)は、アトリエの掃除をするうちに、「これ、どう思う?」「色が合いません」と、次第に独自の感性を発揮し、やがて彼のモデルを務めることに。彼の妻は7人目の子を妊娠中で、夫と彼女の仲を疑うのですが…。

17世紀のデルフトの街並みが見事に再現され、どのシーンもまさに絵になる美しさ。同時に、絵そのままのポーズで立つモデルたちに、名画の誕生を目撃する歓びも加わって、ワクワクしっぱなし。メイドは、頭を頭巾で覆って髪を見せなかった時代ですが、フェルメールに頼まれて頭巾を取り、豊かな髪を下ろすグリートのセクシーなこと。真珠の耳飾りをつけるため耳にピアスを開けられ、彼女の頬を一滴の涙がつたうシーンは圧巻です。

「少しだけ口を開けて」「唇を舐めて」というフェルメールの要求に応えていく、いつも無口でほとんど笑わない禁欲的なグリートが、とんでもなくエロティックに見えてきます。「心まで描くの?」と彼女が驚嘆した絵には、他の画家には作れない、ラピスラズリを原料としたウルトラマリン色のターバンが描かれていました。真珠の耳飾りは実は妻のもの。それを知った妻は半狂乱で、ナイフを手に絵に飛びかかっていくのですが…。

一枚の名画に秘められた至高の愛の物語。映画は基本、だまし絵だと思うのですけれど、その魅力が最大級に発揮された映画です。言葉では表せない濃密な官能に溢れていて、2004年の作品ですが、久しぶりに観たら興奮して寝付けなくなってしまいました(笑)。お薦めです。

「レッド・バイオリン」
「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」
「真珠の耳飾りの少女」

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