読者投稿でお小遣い稼ぎ チャンスが多いのは新聞、高額なのは雑誌
Woman.excite / 2016年2月11日 5時15分
読者投稿に掲載されるには文章の技術よりも、ちょっとしたコツが必要
© Marco2811 - Fotolia.com
新聞や雑誌の読者投稿欄に採用されると、金券類がもらえます。しかし、ただ送っても掲載される確率は高くありません。掲載されるには文章の技術よりも、ちょっとしたコツが必要なんです。すぐに実践できるポイントをご紹介しましょう。
懸賞よりも読者投稿
懸賞と読者投稿はよく似ていますが、違います。
たしかにどちらも自宅で空いている時間に作業ができて、当選・採用されると景品や謝礼をもらえるという点では同じです。だけど、運頼みの懸賞に比べて、投稿には「コツをつかむと採用される確率が高まる」というメリットがあります。なにより、自分が書いた文章が活字になると達成感が得られます。
また、常連になると原稿依頼が来ることも…。ときには読者から感想の手紙やメールをもらうこともあります。これはとてもはげみになります。
したがって、懸賞よりも読者投稿は競争率が少なく、やりがいがあるものと言えるでしょう。最近では、郵便ではなくメールで応募できるので、切手代もかかりません。
新聞と雑誌なら、どちらがよい?
採用の確率が高いのは新聞です。週刊誌や月刊誌とは異なり、新聞は日刊ですから、チャンスが多くあります。
新聞の読者投稿はおもに2つに分かれます。
(1)政治や経済などのオピニオン面
(2)季節のうつろいや、家族のことを綴る生活面のエッセイ
1日に5~10人ほどの意見が掲載されるオピニオン面より、1人ずつしか載らない生活面は掲載される可能性は減ります。だけど、その分、謝礼(主要全国紙は図書カードが一般的)は高額なところが多いです(大体3,000円~5,000円)。
雑誌は採用される割合は少ないものの、体験談や簡単なレシピなど、主婦の得意な分野が多いので、文章を書きなれていなくても、すぐにチャレンジできる傾向にあります。謝礼も図書カードだけでなく、ギフトカードや現金の場合もあります。ペンネームも使用できますし、本人確認のための電話もかかってきません(とはいえ、数万円の原稿料がもらえる某ハイソサエティ女性誌の読者体験手記は、最終選考に残ると担当者から連絡が入ることもあります)。
新鮮さと、着眼点で勝負
「だけど、投稿は作文が得意でなければ、難しいんじゃないの?」と思っている人も、多いのではないでしょうか。
大丈夫です。小説や論文コンクールとは違い、求められるのは文章力ではありません。主婦や母親ならではの視点です。
ただし、コツがあります。たとえば、「今月に入り、さまざまな物価の上昇が家計を圧迫している」と書くと、よくある記事のひとつでしかありません。それを、「以前は、6枚入りの豚ロース1パックは、885円だった。しかし、今月から値段は変わらないが、5枚しか入っていなかった」と表現すると、値上がりの切実さが伝わってきます。同じ内容ですが、数字を入れて具体的に表現すると、説得力が増し、採用される確率も高くなるのです。
また、時事ネタであれば、スピードが勝負。完成度の高い原稿を事件が起きた3日後に送るよりも、荒削りでも3時間後に出すほうが採用されやすいのです。
ミートソースを煮込む間の30分間や、お風呂がわくまでの20分間などの隙間の時間を使用して執筆した原稿で財布がうるおうと、心まで明るくなりますよ。ぜひ、読者投稿にチャレンジしてみてください。
(有朋さやか<フォークラス>)
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