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ひな祭りにちらし寿司を食べる本当の意味は?(食で心を育む Vol.14)

Woman.excite / 2016年2月23日 6時15分

ひな祭りにちらし寿司を食べる本当の意味は?(食で心を育む Vol.14)

ひな祭りの行事食にはお祝いの気持ちと願いが込められています


© yasuhiro - Fotolia.com


立春を過ぎたら、お雛様を飾ってOK
華やかで愛らしい、女の子のお祝い「ひな祭り」。わが家では、もうすぐ2歳になる娘のために、立春の日におひな様を飾りました。ひな祭りには、“春の訪れを祝う”という意味もあるので、立春を過ぎたころから飾りはじめるのが良いそうですよ。おひな様があると、お部屋もパッと明るくなって、気持ちも弾みますね!

ひな人形には、女の子の災いを引き受けるという役目があるため、ひな祭りが過ぎたら早めに片付けて、災いを遠ざける…といういわれもあるそうです。ひと月ほどの、おひな様との時間を大事に過ごしたいものです。

ひな祭りに食べる食事の由来
ひな祭りの行事食には、今年も無事に春を迎えられたことへのお祝いとともに、この先も健やかに幸せに過ごせますように…との願いが込められています。菱餅やひなあられ、白酒、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物など、改めてその由来を知って、心を込めて用意してあげられたらいいですね。

・菱餅
古代中国の上巳節で食べていた「母子草」(ハハコグサ)のお餅が、日本でよもぎ餅となり、時代と共に、白、赤の餅が加わって3色になったそうです。
菱餅を重ねる順番は下から、緑、白、桃色の順。「雪の下に新芽が芽吹き、その上には桃の花が咲いている」という、春の様子を表しているのだとか。また、それぞれの色にも意味があり、「緑=生命力や健康」、「白=清浄」、「桃色(赤)=魔除け」の意味を持っていると言われています。

・ひなあられ
菱餅を砕いて作ったのがはじまりと言われています。さらに、菱餅の3色に黄色を加えた4色で四季を表すとされ、女の子のお祭りにぴったりの華やかなお菓子です。


・白酒
桃の花をお酒にひたした 「桃花酒(とうかしゅ)」が由来とされ、桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、縁起のよいお酒とされました。その後、米麹にみりんや焼酎を混ぜてつくる「白酒」が定着したそうです。

・はまぐりのお吸い物
はまぐりの貝殻は、平安時代に貴族の間で流行した「貝合わせ」遊びなどでも知られるように、対になる貝殻でなければぴったり合わないという性質があります。そのため、夫婦の仲睦まじい様子を表し、「1人の人と添い遂げるように」という願いが込められた縁起物です。

・ちらし寿司
長寿を表す「海老」、先を見通す「れんこん」、健康にまめに働ける「豆」など、縁起の良い具材で、お祝いの気持ちを表します。三つ葉や錦糸卵などを散らした春らしい彩りで、ひな祭りにふさわしいお祝いごはんです。

ひな祭りには、ご家族で、また、お友だちを招いてホームパーティーをするママも多いかもしれませんね。
伝統的なメニューはもちろん、桃の缶詰や、春の生命力を表す菜の花など、縁起の良い食材を、うまくお料理やお菓子に取り入れたアレンジメニューもオススメです。

春らしく愛らしい色あいが多い、ひな祭りの行事食。子どもたちの幸せを願いつつ、みんなで味わいましょう!

(あまやゆか)

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