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炭水化物抜きはNG? 子どものために身につけたい、基本の食習慣(食で心を育む Vol.15)

Woman.excite / 2016年3月8日 6時15分

炭水化物抜きはNG? 子どものために身につけたい、基本の食習慣(食で心を育む Vol.15)

育ちざかりの子どもたちにとって炭水化物は、脳の働きを促すのにも、運動のエネルギーを蓄え元気に活動するのにも、欠かせない要素


© kazoka303030 - Fotolia.com


もうすぐ、新年度を迎えますね。入園や入学を控えているママや子どもたち、春から新しい環境での生活がはじまる方も多いはず。生活のペースが変わり、いろいろなプレッシャーも多くなる時期ですが、そんなときこそ、いま一度、基本となる食生活をしっかり見直したいもの。

新年度を迎える前に、子どもたちにも、ママやパパ、家族みんなにとっても強い味方になってくれる「ごはん食」のすぐれたパワーについて、お伝えします!

大切なのは、カロリーの「摂取量」ではなく「バランス」
子どもの食事には、どんなことが必要でしょう? 「栄養をたっぷり摂る!」とか「3食しっかり食べる!」とか「食事の楽しみを覚える!」など…、どれも大切なことですね。

体がどんどん成長し、たくさん運動して、まさに体の基礎作りをしている子どもたち。
毎日の食事では、「エネルギーをしっかり摂ること」と、「さまざまな栄養素をバランスよく摂ること」がポイントです。

「エネルギー」とは、いわゆる「カロリー」とも言えますが、そのカロリーをどんなバランスで摂るか、実は、その内訳が重要なのです。

日本人にとって理想的なカロリーのバランス(内訳)は、

・炭水化物=約60%
・脂質=約25%
・たんぱく質=約15%

と言われます。(厚生労働省・日本人の食事摂取基準 2015年版)

最近は、ママ世代でも炭水化物を控えめにされる方が多いように思いますが…、これは実はオススメではありません。


安易に炭水化物を減らさないほうが良い理由
1日の摂取カロリーの内訳で、脂質の比率が高いと、カロリーが燃えにくくなる、つまりエネルギー効率が悪く、代謝が落ちるとされます。
カロリーについては、摂取量(何kcal食べたか)を気にされている方が多いですが、実は、カロリーの多少もさることながら、「炭水化物からのカロリーをしっかり摂っているか」が、エネルギーをしっかり燃焼する、つまり“元気に生き生き活動する”のには大切なポイントなのです。

ちなみに、現代の日本人の、1日平均の摂取カロリーは、戦後の頃よりも少なくなっています。けれど、肥満や糖尿病、高脂血症など、いわゆる現代病は圧倒的に多くなっていますね。これは、食べる量ではなく、その中での脂質の割合が増えていることも要因のひとつとされています。

炭水化物の割合を意識して食べるというのは、健やかな体作りはもちろん、ダイエットにもつながる、重要なポイントです。

特に、育ちざかりの子どもたちにとって炭水化物は、脳の働きを促すのにも、運動のエネルギーを蓄え元気に活動するのにも、欠かせない要素です。

脂質の少ない炭水化物=ごはん食がおすすめ
そして、毎日の食事は、「ごはん食」をベースにするのがいちばんです!
ごはん(お米)は、9割が炭水化物で、脂質はわずか2%しか含まれていません。肉や魚など脂っこいおかずと組み合わせても、献立全体の脂質の割合を抑えられます。

パンやパスタなどは、そのものに塩分や糖分、油が含まれてしまいますが、ごはんにはそれがないのです。
そのため、「ごはん食」を基本にすることで、食事での塩分、糖分、脂質の摂り過ぎを押さえ、また、いろいろなおかずとの組み合わせで、栄養バランスもよく、味のバリエーションも楽しめる献立が作りやすくなります。

新生活を元気にスタートできる食習慣。子どもたちはもちろん、家族みんなの健康維持に、基本の「ごはん食」をしっかり身につけたいですね!

(あまやゆか)

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